去年9月に「メガドライブミニ」がついに発売されて、時間が経ってしまいましたが、とりとめもなく書いてみました。
コントローラが押しやすいですね。本家の3ボタンパッドは十字ボタンがモゴモゴしててストレスがたまりました。ミニに付属するのは後期の6ボタンパッドです。
まず、メガドラとメガドラミニ(コントローラ1個つきモデル)を比べてみました。
本体も比べてみました。サイズ以外は一緒ですね。本物あるなら買わなくていいのでは、って気がしなくもないですが、、、ソフトもあるし、買うしかありません。レアなソフトは得して嬉しいわけですが、それだと思い入れがないのが困ったところです。メガドライブミニは当時の思い入れがあって初めて成立するような商品ですね。
そういえば、予約した当時は価格が高騰してたコントローラ2個つきモデルが今だとセール価格になっています。心中複雑です。
押し入れからカートリッジを引っ張りだしてみました。「ゲイングランド」はSEGA AGESにアーケード版があるので、そっちを遊んだほうがいいかも。
「ポピュラス」は当時は名作ゲームだと認識してましたが、今遊ぶとどうなんでしょう。「ハードドライビン」は当時は毎日遊んでました。3D空間を走れるだけで面白いと思ってました。今だと3分で投げ出すと思います。
「サンダーフォースIII」は当時めちゃくちゃ遊びましたが、売ったのか手元にありませんでした。あと、友達から借りた「TATSUJIN」が面白くて感激した記憶があります。「大魔界村」は異常に苦労した記憶が。同じBGMを聞きまくってトラウマになってます。
当時、自分はパソコンゲームにどっぷり浸かっていて、家庭用ゲーム機を敵視してたのですが、メガドラでコストパフォーマンスの面で圧倒されて、「ゲームを遊ぶならゲーム機でいいじゃないか」と自分の価値観がガラッと変わってしまいました。なにせ、X68000が36万円に対して、メガドラが2万円ちょっとですから。
ベーマガ1989年8月号の「ホンキでPlay ホンネでReview!!」の「メガドライブの将来性と課題を考える」を読んじゃったのも影響が大きいです。この記事ではサードパーティからいろんなソフトが出ると書かれていて、将来は安泰だと勘違いしてしまいました。
ミニから話がそれますが、上の写真はSTEAM版の「SEGA Genesis Classics」です。単にメガドライブのゲームが遊びたいだけならこれで充分な気がします。ソニックもありますし。インストール先のフォルダには、ROMイメージがそのまま置いてあります。本ソフトのSTEAM版は配信を終了したと思っていたのですが、知らない間に復活していますね。ソニックの2とかソニック3とかソニックピンボールが追加されています。
Nintendo Switch版やPS4版も発売中です。
薄暗い部屋にブラウン管TVとゲームとポスターが並んでるという「非モテ空間」を無駄に再現しています。VR対応。もっとリア充空間にできなかったのだろうか。
あと、これに収録されている「バーチャファイター2」が全然似てないのが見どころです。
メガドライブミニは収録タイトルが発表されるまでに時間がかかったのですが、「ミニに収録されないタイトル」を事前に予想して、Wiiのバーチャルコンソールで買っておきました。その一つが「チェルノブ」です。でも、このチェルノブはグラフィックを頑張りすぎてて、X68000版のほうが好きですね。 Wiiのショッピングチャンネルは2019年1月31日を最後に購入ができなくなったのが残念です。
さらに脱線しますが、89年当時、メガドラ版テトリスはベーマガのホンキ・ホンネでも発売が難しそうなことが触れられていたのですが、いち読者としては事情がさっぱりわかりませんでした。
テトリスについては昔出た「ゲーム・オーバー」という本で知ったのですが、翻訳がおかしいのか、何度読んでも意味がよくわからない。一応わかるのは、セガがアタリゲームズからアーケード版の権利を買ったということ。でも、家庭用の権利を買ったとは書いてない。アーケード版の権利=家庭用の権利と拡大解釈してたのでしょうか。
本にはアメリカの任天堂がアタリゲームズから家庭用ゲームの権利を買ったと書いてあります。BPSのヘンク・ロジャースさんがソビエトのお役人のところまで交渉に行くのですが、「ゲーム化の権利を売った覚えはない」という返事で青ざめる。後日、秘密裏に契約をやり直します。この本によると、米任天堂の社長が作者のパジトノフさんを日本料理屋に招いてスシを食べさせて機嫌を良くさせるというくだりがあるんですが、なんか出来すぎててウソ臭いです。この本、信じていいんだろうか。