NES用ゲーム「Micro Mages」

フランスの通販サイトで「Micro Mages」というNES用のゲームを買ってみました。価格は45ユーロですが、送料が加わって最終的には51ユーロ(購入時は約6400円)でした。

新型コロナウイルスの影響により、注文してから届くまでに2か月ほどかかりました。無事に届いてよかったです。

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ファミコンでMicro Magesを動かす

ゲーム中の様子です。このゲームはNES/ファミコンに対応。さらにPAL/NTSCにも対応しているとのことです。

カートリッジはNES用です。自分の場合はサイバーガジェット製のレトロフリーク用のコンバータ(ヨドバシで1980円)で、カートリッジを接続しています。

プレイヤーや敵を8x8ピクセルで描くという発想が素晴らしいですね。スプライト1枚で済むので、処理を大幅に軽減できます。今だと大画面で遊べるので、キャラの小ささも払しょくできるのではないでしょうか。

少し遊んでみましたが、丁寧に作ってあります。操作性が良くて、敵に攻略法があって、ちゃんとボスも出ます。容量はプログラムROMが32KB、キャラクタROMが8KBのようです。バンク切り替えがなくても、ここまでのボリュームのゲームが作れることに驚きです。

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4人プレイにも対応しているらしい

このゲームの最大のウリは4人プレイにも対応しているということです。NESでは、コントローラをいったん外してマルチタップを接続しますが、ファミコンでは外部端子にマルチタップを接続します。NESファミコンではプログラムの処理が違ってくるのですが、自動的に判別してるということでしょうか。

説明書によると、ファミコンの場合はポートは1番と2番を使ってくれ(3番と4番のポートが使えない)と書いてあります。つまり、プレイヤー1~2は備え付けのコントローラを使うということでしょうか。まだ未確認です。

 


ファミコンでMicro Magesを動かすまで

 

(2021/1/11追記)

ファミコンカートリッジ版も出たみたいですね。これでもう変換する必要はありません。

現時点では品切れ状態です。

ファミコン版はカタカナで「マイクロメイジス」の文字がラベルに足されています。このMSゴシックみたいなフォントを見ると、テンションが下がってしまうのですが、なんでしょうか、この気持ちは。

ディズニーのアニメとかで、日本公開時に画面上の英語をわざわざ日本語に変えてくれるという余計な配慮がありますが、あれに似てます。

www.brokestudio.fr

日経ソフトウエア2020年7月号

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日経ソフトウエア2020年7月号

雑誌「日経ソフトウエア」でスポーツゲームを作って遊ぼう」という特集記事と、プチコン4入門」の連載記事を書かせて頂きました。

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スポーツゲームを作った遊ぶ

スポーツゲーム特集はオリンピックに便乗した企画でしたが、オリンピックの開催が延期になってしまいました。記事は中止になると思っていたのですが、どういうわけかそのまま載ってしまいました。ゲームはスペースキーを連打する、懐かしい感じのやつです。Kenneyという素材集を使ったので、選手の姿が普段着になっていますね。

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ピーガー音を使ってパソコンにプログラムを転送する

プチコン4の連載ですが、残念ながら今回で最終回です。今回はピーガー音を使って、ファイルを外部に転送する方法を紹介しています。これはプログラムリストの雑誌掲載用として、個人的に使っていたものです。昔、トラ技Jr.に「プチコンロボ」という記事を書いてボツになったことがあるのですが、その時の技術を応用しています。ピーガー音の仕様はPC-6001と同じにしました。

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プチコン4のピーガー音送信プログラム

掲載プログラムはプチコン4のサーバで公開中です。公開キーは雑誌に載っています。

PC-6001用カートリッジ基板の自作(設計編)

PC-6001用のカートリッジ基板を作ってみたいと思ったのですが、、、ググったら、もう答えが載ってました。

PC-6001用の8KByte ROMカードを作ってみる」

http://p6ers.net/mm/pc-6001/dev/flashromcard/8k.html

 

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P6カートリッジ基板


以上のページを参考にして、基板を描いてみました。

(2021年7月26日追記、パターンを1か所、ミスしてました。「A10」をつなぎ忘れてます。)

50pinのカードエッジです。コネクタの深さがわからないので、長めにしてみました。節約のため、基板を短くしていますが、延長しないとスロットに埋まってしまうと思います。

ROM容量8KBなので、必要なアドレスバスはA0~A12だけですが、フラッシュメモリを書き込むためにA13~A14も接続しています。勝手なアレンジとして、フラッシュメモリのOEにRD信号をつないでいます。

 あと、側面にガイドがないと、電源スイッチをオンにできません。ガワをどうやって作るのかが課題ですね。現時点では良い解決策が浮かびません。

 

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PC-6001mkII取扱説明書より

端子の名称は手元にあるPC-6001mkIIの取扱説明書を参考にしました。これは書き方がおかしくて、端子が2段になっていません。なんなんだろう?

 基板は実物を作ってみて、動作に問題がなければ、CADデータを公開したいと思います。

 

続き

nicotakuya.hatenablog.com

 

 

カップヘッドを遊んでみました

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とにかくムズかった

 「カップヘッド」を遊んでみました。

インディーズとは思えないくらいの完成度とボリューム。音楽も素晴らしい。いやー、すごいゲームだなと感心しました。これを作ったモルデンハウアーさんってのは、一体何者なんだろう。名前からしてもう凄そうな。

ゲーム画面=アニメという見た目の強烈さ。技術的には違うけど、レーザーディスク・ゲームの再来ですね。普段からリミテッドなアニメばっかり観てる自分からすると、ヌルヌル動くアニメってのは不気味なのですが、それが良い感じに作用してると思います。モノクロ時代のディズニー作品のヤバい感じまで再現してます。

トムとジェリーとか、ウッドペッカーのそっくりさんとか出てきて、著作権的に大丈夫ですかと心配になっちゃうのですが、著作権切れを狙ってのことでしょうか。だとすると、この作者さんは戦略家ですね。

見た目が可愛いのでダマされますが、ありえないくらいに難しいです。アナログスティックを高速に入れるのが難しい。操作するボタンが多くて難しい。「パリィ」のタイミングが難しい。予備動作がないのが難しい。シューティングが難しい。などなど、、、。

ロックマン」とか「ガンスターヒローズ」とか、昔のゲームをリスペクトしているので、難しいのは当然でしょうか。一応、コインでパワーアップする仕組みとかあるのですが、自身のスキルを上達させないと、そもそもコインが取れない。いまどき珍しいくらいにプレイヤーに厳しいです。初見殺しばっかりなので、Youtubeのプレイ動画が参考になりました。

遊んでて思ったのですが、ランダム要素が強いですね。敵の出現場所、攻撃回数、攻撃方法まで、ことごとくランダムです。攻略のパターンが固定されないです。難易度にも幅が出て、まぐれでクリアできるのでありがたいです。あと、敵の攻撃でやり返す「パリィ」というシステムが、アイデアとして素晴らしいと思ったのですが、これは元ネタがあるのでしょうか? 「パリィ」がスリッパを叩いたような音ってのも、良いセンスですね。

こんなんクリアできるか!、と思ってたのですが、なんだかんだでエンディングを見ることができました。エンディングが出た時点で達成率が100%です。そして、エキスパートモードが選べるようになります。

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エキスパートをクリアすると100%を超える

ノーマルの時点で異常に難しいので、エキスパートだとどうなってしまうんだ?!と思ったのですが、エンディングから2週間ほどプレイを続けたら、170%まで達成度が上がりました。 ここにたどり着くまでに、1700回くらい死にました。エキスパートは神経が磨り減りますので、ノーマルで気楽に遊んだほうが楽しいかも。これ以上、達成度が上がりそうもないのでギブアップですけど、2プレイで遊んだら、少し進めるようになるのでしょうか。

 

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193パーセントで投げました

 (2021/5/22追記)

最終的に193%まで遊んで投げました。カジノが地獄すぎ。一番最後の連続パリィができません。

ねこたこ体験版

BOOTHにて、スーパーファミコン用ゲーム「ねこたこ体験版」のROMイメージが公開されましたので、実機で動かしてみました。

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ねこたこ体験版

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フラッシュメモリの書き込み時の様子

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カートリッジ基板を挿す

手順としては、公開ページ(https://booth.pm/ja/items/2009554 )でROMイメージをダウンロード。それをカートリッジ基板のフラッシュメモリ(容量8Mbit)に書き込み。それから、カートリッジ基板をスーファミに挿して、電源を入れるだけです。

カートリッジ基板V2の回路図、CADデータ等はこちらで公開しています。

https://sites.google.com/site/yugenkaisyanico/diy-sfc-cartridge2