ゲームラボ2020年春夏

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スキャナで電子化

「ねこたこ」のインタビュー記事が載っていると聞いたので、ゲームラボを買ってみました。今どきのゲームラボって、半年に1回くらい出てるんでしょうか。

さっそく読もうと思ったのですが、、、文字が小さすぎて読めません。写真も小さいし、何が何だかわからない状態。思った以上に自分の老化が進んでしまってます。

しかたないので、スキャナで読み込んでからPCで読みました。手間がかかるので、インタビューだけ。

スキャンスナップで読み込むのがベストかと思うのですが、1000円近くするので、裁断するのがもったいないです。電子版が欲しいです。

 

追記。2020/9/29

Kindle版が売っていることに気がつきました。

 

 

RetropieのX1エミュレータでプログラムを動かす

昔、自分が作ったBASICのプログラムをRetropieのX1エミュレータで動かしてみました。

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ラズパイでX1エミュレータを実行

 

実行までの手順を紹介します。

まず、ベーマガプログラムリストを見ながら、テキストエディタで入力するところから始めます。保存後のファイルの拡張子は「****.TXT」とします。特殊文字を入力できないのが難点です。

入力後、Windowsコマンドプロンプト(DOS窓)で以下のコマンドを実行します。

・TXTファイルの改行コードを変換

TXT_UTL /R2 /C ****.TXT ****.BAS

 

・ブランクのディスクイメージを作成

X1FORMAT イメージファイル名.2D

 

・ディスクイメージにアスキー形式で書き込み

X1SAVE イメージファイル名.2D ****.BAS /A

 

、、、なのですが、ツールの作者さんのWebページがもう無くて、残念ながら入手することができません。自分の場合はHDDを漁ったら出てきたので、使うことにしましたが、他の方々はもう、2D系を辞めて、D88系のツールを探したほうがいいかもしれません。

 

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16bitのプログラムを実行すると出るエラー

ここで新たな問題が一つ出てきたのですが、MSがもう16bit版MS-DOSのサポートを打ち切っていて、上のようなエラーが出てしまいます。今のWindowsは昔のWindowsと別物になっています。

そこで、「MS-DOS Player for Win32-x64 console」というエミュレータを使ってみました。これは16bit版MS-DOSエミュレータです。エミュレータを使うために、もう一つ別のエミュレータを使うという泥沼状態、、、。

 

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MS-DOS Playerで16bitプログラムを実行

MS-DOS Playerの使い方は非常にシンプルで、「msdos ~」と頭に付け足すだけです。

あっさりと動いてしまいました。これを作った人は本当に凄いですね。

それから、RetropieでX1エミュレータが動くように設定します。設定方法は検索したら出てくると思います。X1エミュレータは「lr-x1」という名前ですが、「X millennium」の移植版のようです。

先ほど作った2DファイルをRetropie/roms/x1フォルダに置きます。

そして、起動用にHu-BASICのイメージファイルも置く必要があります。Hu-BASICは大きく分けてX1用とX1turbo用の2種類があって、さらに細かいバージョンに分かれています。

Hu-BASICはX68000と違って、フリー化されていません。

自分は古いラズパイ2を使っていますが、処理落ちは無いように見えます。そもそも、X1のBASICが遅いのですが、、、。

 


カモーン for X1turbo(ベーマガ1991年6月号)

Windows用のX millenniumで動かすとこんな感じです。

 

(追記2020/07/20)

X1SAVEを使わない方法もやってみました。

nicotakuya.hatenablog.com

スーパーファミコン用延長ケーブルが192円

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1本192円

 Ali Expressの3C Club Storeというショップからスーパーファミコン用の延長ケーブルを買ってみました。 注文から13日で届きました。

2本で161円のものを2セット買ったので322円。これに送料が加わって、合計772円となりました(速達料金109円を含む)。送料のほうが高いんですけど。

1本あたりの値段は192円ということになります。ありえないくらい安いです。

ケーブルの形状は以前、Amazonマーケットプレイスで1本500円で買ったものと全く同じですね。端子部分を見ると、ピンの太さがまちまちだったりして、「ちゃんと使えるのか?」と不安になる部分がちょっとあります。

念のため、接続テストしてみましたが、問題なく使うことができました。

メガドライブゲーム開発記事の補足(SGDK 1.5)

今年3月末、「日経ソフトウエア2020年5月号」にメガドライブ用のゲーム開発記事を掲載したのですが、そのエラーの対策方法をご紹介します。

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SGDKを1.51に差し替え

 

githubからSGDK(開発環境)をダウンロードして、ローカルに展開します。すでにファイルがある場合は全て差し替えます。現時点での最新バージョンは1.51です。

 

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PLAN_Bでエラー

ビルドすると、エラーが出てしまいます。SGDK1.41だと正常にビルドできるのですが、SGDK1.50(2020年4月公開)の時点で、「PLAN_B」だった定義名が「BG_B」に変更されています。雑誌掲載から1か月経たないうちに誤植になってしまっていたとは! タイミング悪すぎです。

シューティングゲームのサンプルは以下の2点を修正します。

(修正1)

VDP_setTileMapXY(PLAN_B, tile, tmpx, tmpy);

VDP_setTileMapXY(BG_B, tile, tmpx, tmpy);

 

(修正2)

VDP_setVerticalScroll(PLAN_B, scrolly); // 画面のスクロール

VDP_setVerticalScroll(BG_B, scrolly); // 画面のスクロール

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正常にビルドできた場合

ビルドが正常に終了すると、「0 error」と表示されます。
 

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メガドライブ用自作ゲーム

nicotakuya.hatenablog.com

ファミコン用マルチタップの自作

Micro Magesを4人プレイで遊ぶため、ファミコン用のマルチタップを自作してみました。

 

 

 

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ホリ4プレイヤーズアダプター(イメージ図)

作った動機のもう一つは「ホリ4プレイヤーズアダプター」が高すぎること。Amazonで29800円で売ってて、腹が立ってしまいました。マイナーな存在なんでしょうか。

マルチタップを接続すると、元から付いてるコントローラと合わせると、技術的には6人同時プレイも可能です。通常はソフト的にマージしてしまうので、最大4人プレイになります。

 

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自作したマルチタップ基板

今回はプリント基板で作りました。配線の手間を省くことと、配線ミスを防ぐことが狙いです。制御はArduino(ATmega168/328)です。

 

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到着したプリント基板

届いた基板がこちら。今回はカートリッジ基板と一緒にオーダーしたので、合計で49000円くらいかかりました。これなら、マルチタップが余裕で買えるような気が、、、。

早速、失敗です。Dsub15pinコネクタを密に配置しすぎました。これだと、コネクタを挿し込むと衝突してしまいます。コネクタと基板の距離を伸ばすことで対策しました。

 

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ロジアナ機能で信号を測定

ファミコン用マルチタップは資料がありません。自分が見つけられていないだけかもしれませんけど。
そこで、ロジアナもどきのプログラムから作りました。ファミコンからの信号をRAMに蓄積して、シリアルポート経由でパソコンに送信します。パソコン側ではHSPでグラフ化しています。

ゲームによって信号のタイミングがバラバラです。上のグラフはMicro Magesの測定結果で、CH1=P/S、CH3=P1クロック、CH5=P2クロックです。クロックはハード的に生成しているみたいで、下がっている時間がものすごく短いです。

 

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Micro Mages説明書

作っている途中で気が付きましたが、Micro Magesは2Pモードでも遊べるように作られています。説明書だと、4Pモードを推奨してますが、実際はどっちでも大丈夫です。なので、わざわざプリント基板で作る必要はなかったかなという気もします。せっかく作ったので、もっと4Pモードに対応したゲームを遊んでみたいです。

 

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4Pモードじゃないゲーム

カンで「びっくり熱血新記録」と「ボンバーマン2」を買ってみたのですが、どっちも4Pモードじゃなかったです。難しい。

 

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