新宿の景色

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google lensで分析

窓から外を撮影して、google lensで分析してみました。代々木から見た新宿方面の眺めです。

しっかり建物の名前がでますね。よっぽど特徴があるのか。

ちなみに手前のクイントビルはファイザーの日本法人があります。だからどうってわけではありませんが。

パークタワーは反応しましたが、オペラシティは反応しませんでした。KDDビルも無反応ですね。はっきり写ってないとダメなのかも。

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都庁?

右のマーカーは東京都庁として表示されます。第二庁舎は手前のビルに隠れて見えていないのですが、マーカーがそれらしい位置に表示されるのが不思議です。第一庁舎に反応しているのでしょうか。

 

12種類に対応するパッド変換器の自作

こちらの続きです。

nicotakuya.hatenablog.com

 

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メモ

前回はメガドラ専用でしたが、それをPCエンジンとかX68000でも使えるように考えてみました。上の図はアイデア段階のメモです。PC/ゲーム機からはXE-1APとして認識する予定です。

 

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まだ構想段階

そこから欲が出てしまって、

セガマウスにも対応させて、さらにファミコンスーファミのコネクタも追加しました。機能選択用のディップスイッチを足して、液晶パネルを足して、、、収集が付かなくなってしまいました。

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PADコンバータの基板

基板にするとこんな感じ。XE-1APはスイッチでPCかメガドラかを切り替える仕様ですが、手間がかかりそうなのでコネクタを別にしました。一度に一台のハードにしか接続できません。

マイコンはいつものATmega328P。SCL/SDA端子には秋月製のAE-AQM1602Aという液晶を接続する予定です。

下にある「74HC157」はマイコンソフトの「XHE-3」相当の回路です。XHE-3は入手が難しく、大変なプレミア価格になっていますが、中に70円のICが1つ入っているだけです。

PCエンジンから来るSEL信号のタイミングがわからないので、ICで解決しています。ソフト的に解決できたら、ICが不要になるのですが。

 

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コネクタの位置を修正

コネクタが並ぶように修正したバージョン。

この段階で全11種類のパッドとして認識できるようになってます。

1: MD-DPAD(メガドラの3/6BUTTONゲームパッド)

2: MD-ANALOG(メガドラのXE-1AP)

3: MD-MOUSE(セガマウス)

4: PCE-DPAD(PCエンジンゲームパッド

5: PCE-ANALOG(PCエンジンのXE-1AP)

6: PCE-MOUSE(PCエンジンのマウス)

7: X68K-DPAD(X68000ゲームパッド

8: X68K-ANALOG(X68000のXE-1AP)

9: SFC-DPAD(スーファミゲームパッド

10: SFC-MOUSE(スーファミのマウス)

11: FC-DPAD(ファミコンの外部ゲームパッド

メガドラゲームパッドスーファミゲームパッド、マウスは過去に作ったので技術的には問題なし。

PCエンジン用XE-1APとX68000用XE-1APは内部の処理は全く同じです。

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雀皇登竜門

セガマウスの通信仕様はSGDKのreadmouse関数を読めばわかるはず。「雀皇登竜門」がセガマウス対応です。

PCエンジンマウスの通信仕様が一番の謎ですね。測定器で調べないといけません。

 

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アルカノイドに対応

最後にCN6の9番ピンをつないで、ファミコン用のアルカノイドコントローラとして認識できるようにしてみました。アナログスティックの傾きでバウスを動かすことになります。果たして快適に遊べるのか?

これで12種類目。

そのかわり、シリアルポートの受信ができなくなってしまいました。完全にArduino非対応です。

便利で使い勝手のいいものは世の中に一杯売ってますので、そうじゃないものを作りたいです。

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プレステ用のアナログスティック。駿河屋より

 デュアルショック2以外にも、こういうアナログスティックを接続すれば、サイバースティックっぽくなるかもしれません。

 

(2021/05/30追記)

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プレステパッド用コネクタ

プレステパッドの受け側となるコネクタを買ってみました。ピンが抜けているのですが、これは8番ピンで、使用しません。CADデータと8番ピンの位置が逆だ? と思ったら、CADのほうが間違ってました。

 

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プレステパッドのピンアサインを反転

というわけで、プレステパッドのピンアサインをひっくり返しました。何か月もミスに気が付かなかったです。

 

(2021/6/1)

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最終版

見直すたびにミスが出てきて終わらなかったのですが、今度こそ最終版です。

複数の機器を接続した時、VCCが逆流しないように対策してみました。もう5mmくらい基板を小さくできますが、1円も安くならないので、このままにします。

 

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NES→ファミコンのカートリッジ変換基板

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NES用カートリッジをファミコンに変換

NES用カートリッジをファミコンに挿すには変換器(72pin→60pin変換)が必要です。

上の写真は、サイバーガジェット製のNESカートリッジコンバータです。実際はレトロフリーク向けの製品ですが、ファミコンでも問題なく使えます。

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NESコンバータがプレミア化

しかしこの製品、もう生産を終了してしまったのか、公式の通販サイトにありません

元々の値段は2,000円くらいですが、今は10,000円くらいに跳ね上がってます。いくらなんでも値上がり過ぎ。

 

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72pin→60pin変換基板

そこで、自作しようと思って、カートリッジの変換基板を設計していたのですが、、、

 

ja.aliexpress.com

そうしたら、KING WORLDさんで普通に売ってるじゃないですか!?
価格は1,000円ちょっとです。送料を考えても安すぎる。なので、もう自作する必要がなくなってしまいました。

今度、これが生産を終了するようなことがあったら、計画を再開したいです。

アーサー・C・クラーク「未来のプロフィル」

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未来のプロフィル

偉大なSF作家にして科学者、アーサー・C・クラークさんの「未来のプロフィル」 。未来予想を扱ったエッセイです。原書は1958年、日本語版は1966年に出版されています。

執筆当時の1958年はスプートニクショックの翌年。アポロの月着陸の約11年前です。未来を語った本が世界中で求められていたんじゃないでしょうか。本の中では空飛ぶ車や通信衛星など様々な未来の技術が予想されています。

昔、これを読んだ時、空飛ぶ車は荒唐無稽すぎてスルーしましたが、2021年のCESにGMが空飛ぶ車のコンセプトモデルを公開しています。やっと時代が追い付いたのかも。

 

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未来の地図(アーサー・C・クラーク「未来のプロフィル」より)

本の最後には「未来の地図」という付録があり、未来の技術について簡単に書かれています。ただし、簡単に書かれすぎです。

たとえば、2000年の項目にあるのが「人工知能」「全地球図書館」。

人工知能」は2010年代からブレイクしたので、ほぼ予想どおり。ただ、クラークさんは2001年宇宙の旅」のHAL9000みたいなものを想定していたと思いますが、、、。

あと、「全地球図書館」は意味不明です。本編でこれについて言及しているページがありません。

 

手がかりを探すため、「未来のプロフィル」の原書「Profiles of the future」を読んでみました。昔だったら、原書を読むには大変な手間がかかりましたが、今だと一瞬で読むことができます。 

archive.org

Archive.orgにあるのは1958年版ではなく、1962年版とのこと。

ログインして「Borrow」ボタンを押すと、1時間だけ本を読むことができます。しかも無料。インターネットの図書館ですね。

全地球図書館」ってまさにコレでは?!

   

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原文との比較

原書によると、「人工知能」は「Artificial intelligence」。今現在の人工知能と同じつづりが使われていて驚きです。

全地球図書館」は「Global library(世界的な図書館)」でした。、、、結局、よくわからないです。クラークさんお得意の通信衛星と組み合わせた技術だったかもしれません。

 

ちなみに1970年代に登場と予想されていた「燃料電池」は原書だと「Efficient electric storage(効率的な電気貯蔵)」。翻訳の結果、的中率が上がってしまったパターンかもしれません。

あと、1980年代に登場と予想されていた「トランシーバーの普及」は原書だと「Personal radio(パーソナル無線)」です。

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簡易版年表(「Profiles of the future」)

書き方が2種類あって、原書の簡易版年表では「personal radio」じゃなくて、「personal radiophones」です。昔の電話は有線しかなかったので、わざわざ無線(radio)と書く必要があるわけですね。

本書に通信衛星を使った技術の一つとして出てくるのが「世界的通話システム」。その可能性については、次のように紹介しています。

まず考えられるのが、個人用受信機トランシーバーである。 だれもが、 腕時計同様に手がるに持ち歩きできる、 小型受信機だ。
(中略)

この装置一つだけでも、その原始的な祖先である電話がすでにやってのけたのと同じくらい大きく社会と経済形態を変貌させるかもしれない。

(中略)

 これが実現すれば、人が行方不明になるということがけしてなくなる。 現在のレーダー航路標識の原理に基づいたごく簡単位置方向探知装置が受信機と合わせ用いられ るようになるからである。そこで、危険や事故に遭遇したときは、 非常ボタンを一つ押すだけで救いを求めることができるようになるのだ。

(中略)

コミュニケーションの分野の進歩は、輸送の必要性を減少させるだろう。かつては何百万もの人間が都会の職場へ出かけるのに、毎日数時間も押し合いへし合いを演じなけ ればならなかったこと-そして職場は職場で遠隔通信の組織から疎外されると、しばしば手も足も出なくなったと聞かされても、われわれの孫たちはほとんど信じることさえできないだろう。

、、、トランシーバーというより、携帯電話ですね。1958年にこれを考えたのは凄いと思います。

通信技術の普及で交通量が減ると予想してたみたいですが、21世紀になっても渋滞もラッシュもありますし、まだ完全実現は難しいです。晩年のクラークさんはスリランカに移住したり、ワープロを導入したりと、いちはやくテレワークを実践していました。

 

なお、「未来の地図」には刺激的なフレーズが2100年まで書かれています。

あまり深読みすると、MMRノストラダムスみたいなことになるので危険です。クラークさん自身も「本気で受け取られると困る」と最初に断りを入れてます。

興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか。

日経ソフトウエア2021年7月号

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日経ソフトウエア2021年7月号

次の記事を書かせて頂きました。

・特集「ゲームボーイで動くゲームを作る」第1回目。

・連載「ゲームプログラミング質問箱」第3回目。

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ゲームボーイ用のプログラムのイメージ

今回はボタン操作を紹介したところで終わりです。次回に続きます。

ゲームプログラミング質問箱は今回で最終回です。すごい不完全燃焼ですが、まあ仕方なし。

 

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