日経ソフトウエア2022年11月号で「IoT時代の電子工作」の連載記事を書かせて頂きました。今回は手を振るマシンを作ってみました。
飛車 for PC-6001mkII
プロジェクトEGGで配信している「飛車 for PC-6001mkII」を遊んでみました。会員なら無料でダウンロードできます。
ゲームパッドに対応していて、コンピュータの思考時間が短くて、快適に遊べます。実機よりも高速化しているのでしょうか?
一瞬、表示されるモード画面が気になったので、ソフトを起動した瞬間にキー(スペースキーなど)を押していると、モードの選択画面で止まりました。PC-6601のBIOSで動いているようです。
ここで、モード「5」を選択すると、ゲームのローダーが自動的に実行されます。これが本来の正しい遊び方です。BREAKキーは割り当てていないらしく、BASICプログラムを止めることができません。
しかし、モード「1」や「2」を選択すると、エラーが出て、ローダーのプログラムが終了します。モード1~2はフロッピー未対応なので、プログラムが実行できないみたいです。
モード「3」や「4」だと、拡張BASICで実行します。この場合、自己診断が働いて、モード番号が違うというエラーメッセージが出て、終了します。
FILESコマンドを入力すると、ファイルの一覧を見ることができます。サイズから判断して「A」というファイルが、メインプログラムでしょうか。
この状態で、プログラムを入力してみました。単純な動作テストです。
、、、問題なく動きますね。PC-6001のBASICがエミュレーションできています。
SAVEコマンドでテストプログラムを保存。ファイル名は「test」としました。
FILESコマンドで確認すると、ファイル名が表示されました。
本当にセーブできているか確認。
NEWで消してから、LOAD、、、結果、問題なくロードできました。
ソフトをリセットしても、起動し直してもファイルは残っています。どうやら、仮想フロッピーディスクにライトプロテクトがかかっていないようです。うっかりゲーム本編のファイルを消してしまわないようにしましょう。
この方法を使えば、PC-6001のBASICプログラムを自作して遊ぶことができます(モード1~4限定になります)。
ザナドゥ for MSX
プロジェクトEGGで配信している「ザナドゥ for MSX(1987年)」を遊んでみました。
発売日は1987年11月6日。容量は2Mビットです。
アイテムショップの値段が高すぎる?!これだと買えません。
MSX版はレベル0に戻るためのゲートが開いています。
お金が充分に貯まってから、アイテムショップに戻ってみました。アイテムが60万gpに値上がりしてます。何も買えません。なんだこれは。
戦闘中の画面はこんな感じ。スプライトが単色だったり、横に並ぶとチカチカしますが、しっかりザナドゥです。
敵と衝突した時と、宝箱を開けた時のタメが少ないです。テンポが良い反面、戦闘の気持ち良さはPC-8801版の方が上だと感じます。
ボスキャラはPCGで描画しているので、動きが荒いです。これはレベル7のボス。
レベル10でドラゴンスレイヤーを入手。タワーに出入りすると、88版と違って、自動的にセーブしてくれるのが便利です。間違ってセーブしてしまって、詰む可能性もあります。
キングドラゴンとの戦い。動きがPC-8801版と違っていて、攻撃のスキがありません。火を吐くまで待っていたら、焼き殺されました。
何度やっても倒せないので、最終手段として、裏技を使ってみました。
この位置だとなぜかプレイヤーの落下が止まり、ドラゴンも動きが止まってしまいます。この状態でDeathを3時間くらい撃ち続けると倒すことができます。
さすがに3時間も待っていられないので、実行速度を4倍にしました(プロジェクトEGG版は実行速度を変更する機能がある)。それでも45分はかかるので、ボタンを万力で固定しました。
MSX版オリジナルのエンディング。じわじわと昇る朝日。地味だがセンスが良いです。クレジットの時間と、音楽の尺がぴったり合っているのが流石。
正攻法でキングドラゴンを倒せなかったのが心残り。
ソフトの説明文にはMSX版はバランス調整が行われていると書かれていましたが、特に難易度が変わったという印象はなかったです。
実行直後のメニュー画面。ここで「Start」を選ぶと、一発でセーブデータが消えてしまいます。「Are you sure?」みたいな確認画面がないのが恐ろしい。
ザナドゥをMSXに移植したというのは大変な偉業だと思います。当時、8KB RAMのマシンでも動いていたというのが不思議でしかたありません。この謎技術をもってすれば、ザナドゥを忠実にファミコンに移植できたんじゃないかという気がします。
スタークルーザー for X68000(ネタバレ、その4)
前回の続きです。ネタバレ満載なのでご注意ください。
惑星シードのバーに行くと、スドウが惑星リーチェンに居るという情報を得る。完全にたらい回し状態。スドウ探しの旅が終わりません。
シリウス星系に向かう途中、ソル星系に立ち寄って、重水素鉱石を集めます。ひたすら地道な作業。
冥王星の隠れショップ。鉱石加工機#3と重力波砲#3が売っています。
シリウス星系の惑星リーチェンに到着。新北京宇宙港とは?! 念願のスドウに会うと、惑星サラマンダ・衛星フェイドの遺跡で石板を取ってこいと言われます。
惑星サラマンダで古代文明の石板を入手。
戻ると、今度はアナライザーを買ってこいと言われます。
惑星ドライキャニオンでアナライザーを購入。価格は¢15000。高い。
再度戻ると、惑星バミューダに行け言われます。
惑星バミューダで囚人と面会。VOIDのボスがガイスト・ニードマンではないという情報を得る。
以上のお使いミッションをこなすと、¢40000と弾をもらえます。さらに、スドウが影武者だと明かされる。本物のスドウはバーナード星系のコロニーD2Dに居るとのこと。
D2Dのバーに行くと、アシモフ似の宇宙考古学者と再会。
ヒダリとも再会。石板の設計図を基に新型のエンジンを作ってくれます。熱い展開。
探していた本物のスドウさんがこちら。実は顔のグラフィックは取扱説明書に載っていました。ドライロックにVOIDの本拠地があると教えてくれます。
惑星ドライロックの本拠地に到着。ここで「バーナードの鷹」の正体が明かされるという重要シーン。PC-8801版やX1turbo版ではガービー・トッドのセリフですが、X68000版ではダイアナのセリフに入れ替わってます。
ヨシュアが対決の場所を座標で指定してきます。
ヨシュアとの一騎打ち。敵の機体は青色のスタークルーザー。開始直後に古代兵器を打ち込んで、敵の攻撃をかわして、それから5発くらい弾を当てたら倒すことができます。
ヨシュアを倒すと、スドウからの通信が入ります。
大使が「バーナード星付近に」VOIDの巨大戦艦があると教えてくれます。かなりアバウトな情報です。
バーナード星ぎりぎりに近づくと、謎の男から通信が入る。言われるままワープすると、VOIDの巨大戦艦が登場します。
ここからVOIDの巨大戦艦内部で最後の戦いです。とてつもない広大なマップで、意地悪な仕掛けが満載です。
5個目のタンクを入手。
今までに倒した5体のボスと再戦です。ここでのエネルギーの消費が激しくて、手持ちの重水素鉱石50個を使っても足りませんでした。しかたないので、燃料探しのために引き返して、手間取りました。
ラスボス。ボイドマックスと対決です。敵の正体は人類抹殺を企む悪の異星人でした。
敵の攻撃が激しすぎです。シールドを張り直しながら攻撃を続けていたら、なんとか倒せました。最後に敵は巨大戦艦の自爆を試みます。
自爆までのカウントダウンが始まってしまいます。そこで、「脱出口はすぐ近くだ。よく探せ!」との通信が入る。脱出口を見つけると、死んだはずのギブスンが登場。このドラマチックさが素晴らしい。
巨大戦艦が大爆破。タイムリミットギリギリで脱出しました。
スタークルーザーが飛び続けたまま、「THE END」の文字が出て終了です。キーやボタン操作は無効な状態となります。スタッフクレジットはありません。他の機種だと、「スタークルーザー2でお会いしましょう」の文字が出ますが、X68000版は出ないみたいです。
、、、やっと終わりました。当時の環境でここまでの超大作を作ろうと思ったことが凄いなと思います。ストーリーはSF魂にあふれていて、ミステリー要素もあり、きちんと伏線もあるのが見事だと思います。
結局、鉱石加工機#3と重力波砲#3は買えず仕舞いでした。
メガドラ版は内容が別物らしいので、今度遊んでみたいと思います。
スタークルーザー for X68000(ネタバレ、その3)
前回の続きです。ネタバレ満載なのでご注意ください。
魔白狼のリーダーを倒し、宇宙考古学者を救出。見た目がもろにアイザック・アシモフさんです。
宇宙考古学者を惑星ハリウッドまで連れて行くと、今度はバーナード星系のオールドニューヨークであの石板を調べると言い出します。「あの石板」って何だっけ? 注意してメッセージを読まないと後で後悔します。
その後、ガービー・トッドから惑星カイに居る弟のマックスを助けて欲しいと頼まれる。
惑星カイは巨大なバリアーが張られているので、そのままでは行けません。フラグが立った状態でアクシス1のバーに行くと、コロニー2にヒントがあると教えてくれます。
コロニー2のバーに行くと、ファンキー太郎という謎の人物が登場。酔っぱらっていて、何を言ってるのかよくわからない。惑星カイに行くヒントが惑星プライドにあるという情報を得る。飲み代¢3000を請求される。
惑星プライドの隠れ研究施設に問い合わせ。これで惑星バーバリアンに行けるフラグが立ちます。顔のグラフィックが使いまわし。
惑星バーバリアンの遺跡に到着。「MOVE」コマンドで装置を動かすと、遺跡全体が惑星トランスポーターに転送されます。はるか昔に進んだ科学技術が存在していたという設定のようです。
遺跡を出ようとすると、ギブスンに出くわす。思わせぶりなセリフを言って去っていく。
惑星カイで瀕死のマックスを発見。惑星エッグのリーン・カークに会えという言葉を残して息絶えてしまう。
惑星エッグは惑星ファウルと戦争状態にあるとのこと。
男に¢500ゲートを払うと、ゲート開放のスイッチが出現します。
瓦礫を「MOVE」して、隠し通路の先に居るリーン・カークに会う。キーワードは「ディージー」。スタークルーザーに戻ろうとすると、閉鎖されていて乗れない。それから、リーン・カーク→ヒゲのおじさん→ゲートH開放→ゲートJ開放と巡回すると、惑星ファウルにワープすることができる。
転送装置を使って、惑星ファウルにワープ。もう、マックス死亡の謎が後回しに。
エレベーターで人工衛星に登ると、ファウルの兵隊に遭遇。これはウソで、兵士の正体はVOIDだった。
人工衛星でマイストを救出。お礼として機体を改造してくれるとのこと。
木をMOVEして、隠し通路を抜けると、改造用の部品を入手できる。
機体を改造(5回目)。代金はタダ。
今度は惑星エッグ側から人工衛星に登ります。
惑星エッグ/ファウルの戦争はVOIDが仕組んだものだった。VOIDのロボット兵と一騎打ち。ロボット兵を倒すと両惑星は平和になります。
謎の男から通信が入り、惑星ハリケーンに呼び出される。
惑星ハリケーンに着くと、「そいつらを倒すことが出来たら、惑星スレンダーへ来るがいい」と告げられ、生体プラントに閉じ込められる。
生物兵器のジェネレータを破壊すると、惑星を脱出できるようになる。
惑星スレンダーに到着。VOIDに寝返っていたとギブスンが自白する。VOIDでは「紅蓮のサソリ」と名乗っている。
ギブスンと対決。そんなに強くありません。腕が落ちたなと語る主人公。
連邦パトロールのゲーデから、コロニー・チェリーシャッフルのギブスンの家に手がかりがあると知らされる。
ギブスンの家に行くと、メッセージと情報カードが残されていた。ギブスンは裏切っていたわけではなかったと知り、落ち込む主人公。
「バーナード星系のズドウに会え」「トワイライトのアマゾネスは秘密兵器の開発に関わっている」との情報を得る。
ダイアナと再会。バーナード星系のプルート2に敵の工場があるとのこと。
惑星オールドニューヨークで機体の改造(6回目)。価格は¢8000。これで全部のパーツを装着できるようになりました。重力シールド、重力波砲#2はADAM-3で購入可能です。
プルート2に到着。謎の敵キャラ「バーナードの鷹」が登場。対決せずに去っていきます。
バーナードの鷹を倒すため、ヨシュアがD弾を発射する。ここから攻撃までカウントダウンが始まります。主人公を巻き添えってのがヒドすぎる。
ゲートが閉ざされていて絶体絶命の状態。そんな中、謎の男から通信が入り、ゲート開放の方法を教えてくれます。
惑星プルート2からの脱出に成功すると、ゲーデから通信が入る。
わりとどうでもいい情報。
惑星オールドニューヨークのバー。プルート2の件が完了していると、惑星シードにスドウが居ると教えてくれる。
惑星シードに行こうとすると、惑星そのものが消滅していることが判明。近くで救難信号を受信する。
男を救助。惑星ガルガンチュアが怪しいという情報を得る。
惑星ガルガンチュアの遺跡に到着。隠し通路とMOVEコマンドを駆使して、遺跡に入り込む。
遺跡内でゲーデと再会。情報カードをくれるが、あまり役に立ちません。
惑星ガルガンチュアの遺跡で古代兵器を入手。古代兵器は1発でエネルギータンク3個ぶんを消費します。
アマゾネスのリーダーと対決。かく乱弾を使って強引に倒します。
これで、スドウ探しを再開できます。
、、、本当に超大作です。終わるのか心配になってきます。マックス死亡の謎がわからず仕舞でしたが、バーナードの鷹が犯人ってことでいいのでしょうか。