プロジェクトEGGで無料で配信している「ハイドライド・スペシャル(ファミコン版)」を遊んでみました。過去に何度も挑戦していて、途中で投げ出していたのですが、今回はちゃんと最後まで遊びます。
画面はパソコン版にかなり忠実。
PRG-ROM32KB+CHR-ROM8KB=40KBの容量でよくぞここまで作ったなと感心します。ファミコン版は魔法が使えますが、かわりに画面からアイテムが消えてしまったのが残念(アイテムはメニュー画面で見れます)。
インディジョーンズ風のBGMが短い周期でループ再生されて、これがかなりストレスになります。これが、プレイを投げてしまう原因その1。パッケージの裏に「シーンによってかわるオリジナル・ミュージック。」と書かれていますが、これは一体?
半キャラずらしで、レベル上げ。あっという間にレベルが上がらなくなってしまいます。
意図的に難易度を上げたせいだと思いますが、パソコン版より不親切な作り。これが、プレイを投げてしまう原因その2。
レベル上げが続きます。この状態で右方向に移動し続けるだけです。
パソコン版だとサソリでしたが、ハイドライド・スペシャルではサンドワームに変わっています。
最後の妖精の出し方もアレンジされています。出し方がどうやってもわかりません。これが、プレイを投げてしまう原因その3です。今の時代はググれば解決できます。
延々とレベル上げ。
昔だったら、こういうのを楽しんでいたと思いますが、、、。
ちなみにパソコン版ハイドライド(PC-8801)はこんな感じ。敵に攻撃が当たると反転表示します。一方、ハイドライド・スペシャルは反転表示がなくて、時間的なタメもないので攻撃の爽快感がありません。
ラスボスのバラリスと対決。容量が足りなかったのか、途中のマップが1画面減っています。バラリスにはDEFENDで体当たり。タイミングがシビアです。
ザコ敵が強くて邪魔なのでFLASHの魔法で一掃すると良いです。
パソコン版と違って部屋に閉じ込められたりしないので、引き返すことが可能。
ダメージを受けたら、1つ前の部屋に戻って回復。いつ敵が飛び出すかわからないので緊張感があります。
バラリスを倒したら、即、終わりです。
エンディング画面はパソコン版と同じですが、ちょっと寂しいかなと感じます。
ベーマガ1986年3月号より。ファミコン版の発売を報じるスクープ的な記事。開発した東芝EMIが直々に書くのは珍しいです(イメージソングも東芝EMIで発売)。次号で詳細を紹介すると書かれていますが、掲載されませんでした。
ついでにPC-6001mkII版ハイドライドを紹介。パソコン版ハイドライドは「ログイン」のソフトランキングで5連続一位という偉業を達成していて、その面白さは本物です。
ファミコン版ももう少し調整すれば名作になれたのかもしれません。