「月刊マイコン」創世記

「月刊マイコン」でググったら、Wikipediaがヒットしたんですが、、、
情報が足りない感じがしたので、ここに書いておこうと思いました。


▲(モノクロでゴメンなさい。本当はカラーです)
「月刊」じゃなくて、「隔月」だった頃の「マイコン」創刊号、1977年8月号の表紙です。
サイズはB5、ページ数は約100ページ。
表紙に「日本マイコンクラブ編集協力」と銘打たれてます。
特集は「市販マイクロコンピュータの選択のポイント」。
その他の記事は「3万円でできるCRTキャラクタディスプレイ」「マイコン用電源の製作」「簡易ベーシックの解説」「NIBLの仕様から応用まで」など。

当初、月刊じゃない頃の「マイコン」は「地方の本屋さんには置いてない」「本社直接販売方式」で、通販が主体だったようです。値段は年間で注文した場合は4680円(送料込み)、1冊だけ注文すると400円(送料は別)だったようです。
、、、
次に出たのが「マイコン」77年10月号です。9月号と11月号はありません。

▲当時のラ製(1977年11月号)の記事によると、「発売と同時に大好評を博し、たちまち売り切れとなってしまいました」とのこと。


▲(モノクロでゴメンなさい。本当はカラーです)
ついに「月刊」になった「マイコン」。1977年12月号の表紙です。表紙を飾ってるのは「コスモターミナルD」。
ここでやっと、全国の書店でも買えるようになりました。
特集は「マイコンの各種言語と使用テクニック」。
その他の記事は「アセンブラの活用とアセンブリ言語」「ALTAIR 680b用 TINY BASIC」「6800用テキストエディタ」「モールス符号自動解読」「手動紙テープリーダーの製作」など。
さすがにMZ-80もPC-8001もなかった時代なので、ラ製っぽい自作ネタも入ってます。
当時のラ製では、
アメリカではパーソナル・コンピュータ(個人で持てるコンピュータ)という呼びかたもあるそうです。」とわざわざ紹介しています。