プチコン本(おまけ情報4)

前回に引き続き、プチコン本のおまけ的な情報(すごくどうでもいい情報)を著者が勝手に紹介します。
本の公式ページはこちらです。
http://ascii.asciimw.jp/books/books/detail/978-4-04-870671-1.shtml

本書の64〜75ページは、一画面でどれだけプログラムが作れるかという企画ページ「1画面プログラムコーナー」になっています。昔、雑誌とかに載っていた「一行プログラム」をイメージしてます。
そのコーナーの最後の2ページ以外はジョルスの方々に書いていただきました(細かい話ですが、その分のページは自分の原稿料に入ってません)。
ジョルス内のメンバーで山崎さんはベーマガで一杯連載してましたしプロのプログラマーですが、それ以外の方々はいわゆるプロじゃないプログラマーなので、、、なんというか「初心者が作った」雰囲気になってます。
最初、私のところに届いた一部のプログラムはバグがあったりして、ついついデバッグついでに見た目も勝手に直してしまったのですが、それだと「初心者が作った」っていうのが表現できないということで、バグだけ取って見た目は戻す、、、っていうわけのわからない手間がかかってます。

以下、私が作って載せずに終わったプログラムをココでご紹介します。
ほとんどが未完成なのですが、改めて「完成させること」の難しさを実感しました。あとネタ考えるのも大変ですね。ついつい、どっかで見たようなものになります。

▲タッチすると、スプライトが追従するデモ。
グラディウスの5面あたりの敵を想像してたのですが、うまく表現できなかったです。




▲花火。タッチした座標に火花が出ます。なんかカメラが写り込んでますが気にしないでください。
やっぱりプチコンって処理速度が速いです。




▲4x4個のスプライトのデカキャラを4ついっぺんに表示します。
タッチすると、軌道が変わります。ぐるぐると回ってるのを見て楽しむだけです。




▲角度計算のデモ。
「とりでの攻防」みたいなものができるか検討してたのですが、できませんでした。




▲時計、その1。
まあ、よくあるプログラムかなと。




▲時計、その2。長い順に、秒・分・時になってます。
これも、けっこう定番のプログラムだと思います。




▲遠くからキャラが向かってくる、スプライトの拡大縮小デモ。
3dっぽいものができないかと思って作りました。




▲スプライトの拡大縮小・回転デモ。
この実行画面は「電子工作マガジン」で使ったので、日の目を見ることができました。




▲指紋が表示されるプログラム。一発ネタのつもり。
思ったよりも指紋っぽく見えませんでした。




▲グラフィック画面のカラー表示プログラム。
これを見ると、カラーコードの32以降が6の倍数でグラデになっているっていうのがわかります。




▲ボールの反射。
「シャッフルパックカフェ」みたいのを考えてたのですが、挫折しました。



なお、この「1画面プログラムコーナー」ですが、、、実際にやってみると、文字量に苦労します。右方向のスクロールを自粛すると、あまり文字を入れられないです。elseが使えないっていうのもありますね。
で、1画面だとゲーム作りが難しいということで、打ち合わせになかったのですが、急遽「100行プログラム」っていうのを考えて4章の最後に入れました。「100行」であることの理由は特になくて、なんとなくキリが良かっただけです。


▲100行プログラム用に作った「G-ZERO」。
当初は2画面のbgで多重スクロールしてたのですが、それだと100行に収まらなくて、掲載時には1画面のbgになってしまいました。
そこで、行数を削る前のプログラムをご紹介します。
縮小してますのでクリックのあと、さらに「オリジナルサイズを表示」をクリックしてください。


↓mkIIが発売されましたので、「G-ZERO」のQR code版も貼ってみました。

まだ続きます。

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http://d.hatena.ne.jp/nicotakuya/archive?word=%A5%D7%A5%C1%A5%B3%A5%F3