電子ブックの広辞苑


▲VITAで「Reader」という電子書籍用のソフトが無料で公開されたので、さっそくダウンロードしてみました。


▲Reader用のデータ(本)はReader Storeというサイトで買うみたいなのですが、「MY SONY ID」というのが必要らしくて、「検索してください」みたいなことが書いてあって、面倒になってやめてしまいました。
同じソニーだったらPS Storeで買えたらいいんじゃないかと思ったんですが、無理なんでしょうか。

、、、で、いきなり話は変わりますが、
ソニー電子書籍といったら、その昔、「電子ブック」というものがあったのですよ。


▲久々に、電子ブック版の「広辞苑(第四版)」をひっぱりだしてみました。この広辞苑岩波書店が20年前に発売したものです。
20年前から「電子書籍」はあったんですよね、、いまさらですけど。

広辞苑」の価格は8200円。今だと「高い」って印象がありますが、当時は「分厚い辞書が円盤1枚に入ってる!」とか「ページをめくらないで検索できる!」とか、そこに「未来!」というものを感じて、喜んで買ってました。


▲ちなみに電子ブックのメディアは専用のキャディに入ってるのですが、裏ワザ的にキャディから外して、8cmのCD-ROMとして使うことができます。

この広辞苑、当時はMacintoshでマウントして使っていたのですが、結局、面倒になって使わなくなってしまいました。
今回のVITA用の「Reader」もそうなんですが、ちょっとでも「面倒だ」と思われてしまうと、流行らないような気がします。


Windows7のパソコンでマウントして、Vectorから「DDwin」というソフトをダウンロードして実行してみましたが、まったく問題なく動きました。消費税が3%になってますけど。
今でも使えるってのは、すごいことだと思います。
ただ今だと、googleがあり、goo辞書があり、ウィキペディアがありますので、さすがに使おうって気分にはならないです。オフラインの環境があったら、使うかもしれませんが。


▲この広辞苑には2300もの図がビットマップデータとして収録されているらしいのですが、性能的な問題で、解像度が足りない図に関しては、付属の「紙の説明書」で補足しています。あと、鳥の鳴き声が音声データとして40種類も入ってるらしいのですが、いまだに聞いたことがありません。