いまどきのHSPには、作ったプログラムをなんとiPhoneやiPadやAndroid端末用のアプリに変換してくれる「HSP3Dish」というツールがおまけで付いてきます。
使い方はここで紹介されています。
http://hsp.tv/make/hsp3dish.html
買ったばかりのNEXUS7で試してみたところ、問題なく動きました。
上の写真は「C:\hsp331\sample\hsp3dish」フォルダに入っているサンプルプログラム「block3.hsp」(ブロックくずし)が動いてる様子です。
パソコンで動いたスクリプトが、そのまま動いてしまうとは! すごい可能性を感じさせてくれます。
アプリをビルドするには、事前にHSPのスクリプトをC言語に変換する必要があるのですが、それを行うのが付属の「HSP3Dish helper(現時点でバージョン0.9)」というプログラムです。HSPで書かれています。
ただ、実行してみると、いきなり内部エラー(12)というのが出てしまったので、ソースを勝手に書き換えてみました。HSPのバージョンはver3.31です。
「C:\hsp331\hspsdk」フォルダに入っている「hsp3dh.hsp」の次の部分、
prj_dlist={"assets (中略) res\\drawable-hdpi res\\drawable-ldpi res\\drawable-mdpi }
、、、ここのdrawable〜のフォルダ名3個を消してしまいます。Createしたさいにフォルダを自動的に作られていて、そこからさらにmkdirで同じ名前のフォルダを作ろうとしてエラーが出てしまっていたようです。JDKのバージョン的な問題でしょうか。
あと、ビルド中にANTが見つからないというエラーが出てしまったので、
*bat_init (中略) tmp+="SET ANT_HOME="+path_ant+"\n"
ANT_HOMEに関する変数定義を1行追加しました。
変更点は、この二か所です。
(以上の対処方法はHSP ver3.31用として勝手に考えたものです。将来、バージョンアップで有効ではなくなるかもしれません。)
ビルドに成功すると、「BUILD SUCCESSFUL」と出ます。