スーパーマップルデジタル関東


先日、捨てさせて頂いたのが、「スーパーマップルデジタル(3)関東」というCD-ROM付きの書籍です。
2001年発売。お値段は3800円。
2001年当時だと、すでに「mapfan」があったわけですが、オフラインで地図を見たいという願望があって、これを買いました(たぶん)。

▲地図データは「広域」「中域」「詳細図」という3段階の細かさに分かれています。
わざわざ本のタイトルに「関東」って書いてあるとおり、地図データの詳細は関東地区だけ収録されています。
広域地図は全国まで入っていますが、細かい道路が省かれたおおざっぱな地図になっています。
付属するCD-ROMは3枚組で全部インストールすると、1GBを超えてしまいます。当時は1GBっていうと大容量で、うちのハードディスクには、そこまでの空き容量がありませんでした。しかたないので、広域地図だけでインストールして、詳細地図は我慢したりとかしてました。ノートPCにこれを入れる野望もあったのですが、果たせなかったです。
がんばって全部3枚入れても関東エリアしか詳細にならないんですけど。

▲当時、十分に使いこなせなかったスーパーマップルですが、リベンジのつもりで今のPC(クロック2GHz)にインストールしてみました。起動するとレジストリのエラーが出ますが、動きました。
いちいちベクトル(線)で描画するので、今のPCでも、描き終わるまでに8秒くらいかかります。
あと、大きな画面サイズに対応してないみたいで、右下が灰色になってしまいました。

▲地図を拡大していくと、詳細地図に切り替わります。
今はGoogle Mapの画面を見慣れているので、見づらい地図に感じるかもしれませんが、当時はまったく不満はありませんでした。
GPS(NMEA OUTモード)をパソコンにつなぐと、カーナビみたく現在の位置を映すことができるらしいのですが、一度も試したことありません。

▲あと、この本には、Palmなどで地図を持ち歩く方法が載ってました。
このソフトの地図をスクリーンショットみたいなので切り抜いて、画像データに変換して、端末に転送するっていう、、、全然駄目駄目な方法でした。当時はそういう方法しかなかったようです。

この「コンピュータで地図を見る」って発想は誰でも思いつくし、誰でもビジネスチャンスを予見できたはずなのですが、結局、Google Mapの一人勝ちですよね。不思議です。
どうでもいいですけど、500円で買ったWiiU用の「Wii Street UGoogleストリートビューを見るソフト)」は道が青色に塗られまくってて、地図ソフトとしては使えなかったです。

(2014/03/30追記)
「なんとかガイド」っていうのをOFFにしたら、道が青くなるのを止めることができますね。お恥ずかしいことに、いま気が付きました。なんとかガイドっていうフレーズと、道が青くなる機能が頭の中で繋がらなかったです。