MSXPLAYer

MSXのBASICを「合法的に」動かしたいと思ったのですが、残念ながら手元にハードウェアがありません。昔はソフマップとかで中古の本体が一杯売ってたんですが。
探せば、どこかに売ってるかもしれませんが、きちんと電源とかディスクドライブとかが動くかどうか、難しいところです。

▲残る方法はMSX MAGAZINE 永久保存版」の付録のCD-ROMに収録されているMSXPLAYerを動かすことです。これは2002年末に発行された「MSX MAGAZINE 永久保存版」の第一巻。本はいまでもアマゾンで中古が買えますが、CD-ROMなしで2300円、CD-ROMありが4100円とかいう値段になっていました。絶版なのでプレミア付いてます。

▲自分が持ってるのは新品同然でCD-ROMが未開封のけっこういい状態のものだったのですが、今回、どうしてもBASICを動かしてみたかったので、開封しました。ついつい価値が落ちるって考えてしまいますが、飾っておくより、ちゃんと使って動かしてあげたほうが本のためでしょう。

▲あと、MSXPLAYerですが、とっくにサポートが終わっていて、いまのWindowsで動くかどうか、怪しいところです。
自分の場合、Windows7にインストールしてみました。
実行して、画面モードの選択ダイアログが出てきたところで、16bitカラーモードにした場合、真っ暗でなにも出ません。

▲現在の画面モードのままを選択した場合、やっぱり真っ暗でなにも出ません。

▲万事休す! と思ったのですが、ここでプロパティを開いてXPの互換モードに設定してみました。

▲互換モードだと、動きました。ああ良かった。
ただ、Google Chromeと一緒に立ち上げてると、エミュ内部の画面がブルーになったままで、固まってしまいます。うちだけかもしれませんが、まったく謎の現象です。

▲ディスクイメージに収録されていた「LINE.BAS」をLOADしてRUNしてみました。おなじみのラインが飛び回るプログラムです。行数は30行くらい。「えさを与えないでください」って意味が分からなかったのですが、この線の集まりを「LINE ANIMAL」と呼び、動物に見立てているようです。
、、、
で、Windows10で動くのかもやってみました。

▲先ほどと同じく、互換モードにします。

▲真っ暗のままです。失敗ですね。いろいろ設定を変えて試してみましたが、改善しませんでした。Windows10では動かないんじゃないでしょうか。
このMSXPLAYerってのは、打たれ弱いですね。
こうなってくると、Windows7のパソコンは残しておいたほうがいいのかなとも思うのですが、単にMSXPLAYerがちゃんと売られて、Windows10にちゃんと対応してくれれば良いだけなんですけどね。
(2021/11/11追記)
久しぶりに互換モード「Windows XP(service Pack2)」で実行してみました。OSはWindows 10 Home(バージョン21H1)です。

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動いてます

なぜか動きますね。知らないうちにWindowsの仕様が変わったのでしょうか。しかし、音が鳴りません。
以前は実行後にOSの調子が悪くなって、再起動しないといけなかったのですが、その必要もなくなりました。
ファイヤーホークは途中で真っ黒になってしまいます。