ファミコン用マルチタップの自作

Micro Magesを4人プレイで遊ぶため、ファミコン用のマルチタップを自作してみました。

 

 

 

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ホリ4プレイヤーズアダプター(イメージ図)

作った動機のもう一つは「ホリ4プレイヤーズアダプター」が高すぎること。Amazonで29800円で売ってて、腹が立ってしまいました。マイナーな存在なんでしょうか。

マルチタップを接続すると、元から付いてるコントローラと合わせると、技術的には6人同時プレイも可能です。通常はソフト的にマージしてしまうので、最大4人プレイになります。

 

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自作したマルチタップ基板

今回はプリント基板で作りました。配線の手間を省くことと、配線ミスを防ぐことが狙いです。制御はArduino(ATmega168/328)です。

 

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到着したプリント基板

届いた基板がこちら。今回はカートリッジ基板と一緒にオーダーしたので、合計で49000円くらいかかりました。これなら、マルチタップが余裕で買えるような気が、、、。

早速、失敗です。Dsub15pinコネクタを密に配置しすぎました。これだと、コネクタを挿し込むと衝突してしまいます。コネクタと基板の距離を伸ばすことで対策しました。

 

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ロジアナ機能で信号を測定

ファミコン用マルチタップは資料がありません。自分が見つけられていないだけかもしれませんけど。
そこで、ロジアナもどきのプログラムから作りました。ファミコンからの信号をRAMに蓄積して、シリアルポート経由でパソコンに送信します。パソコン側ではHSPでグラフ化しています。

ゲームによって信号のタイミングがバラバラです。上のグラフはMicro Magesの測定結果で、CH1=P/S、CH3=P1クロック、CH5=P2クロックです。クロックはハード的に生成しているみたいで、下がっている時間がものすごく短いです。

 

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Micro Mages説明書

作っている途中で気が付きましたが、Micro Magesは2Pモードでも遊べるように作られています。説明書だと、4Pモードを推奨してますが、実際はどっちでも大丈夫です。なので、わざわざプリント基板で作る必要はなかったかなという気もします。せっかく作ったので、もっと4Pモードに対応したゲームを遊んでみたいです。

 

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4Pモードじゃないゲーム

カンで「びっくり熱血新記録」と「ボンバーマン2」を買ってみたのですが、どっちも4Pモードじゃなかったです。難しい。

 

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