ミニ系ハードとどう向き合うか

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PCエンジンmini(Amazon.co.jpにて)

ショッキングなことに、PCエンジンminiが約36%引き。。。Amazon専売品なので、値下がりしないと思ったら、そんなことはありませんでした。

このPCエンジンminiは収録ゲームも多くてオススメです。強いて不満を言えば、連射しないと厳しいゲームが多いことくらい。ゲームパッドの連射機能をわざわざ隠してるのが意地悪い。あと、追加のゲームパッドが売ってません。

この手のミニ系ハードがディスカウントされていると、なんともやりきれない気持ちになります。このお客さんの冷めやすさは何だろう。

ミニ系ハードとどう向き合うか? これはもっと語られるべきテーマだと思います。「新しい」ってだけで手に入れて、「古い」ってだけで手放す、、、この繰り返し。メーカーは大歓迎だと思いますが、ユーザーは何も学ばない。結局、記念撮影しかやってません。

こうなったら、ハードを記念撮影するだけのソフトを作ったらいいんじゃないでしょうか。積みゲームハード・シミュレーター」というタイトルで、箱を積んだり、開封できるゲームです。「Forza」のAutovistaみたいなインターフェースがいいと思います。

 

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ガワが邪魔

ミニのMZ-80Cを買った時にも、周囲の冷めやすさに苛立って、むきになって使ってました。その時に作ったプログラムは「Pi STARTER」に転用してます。

ただ、このミニMZ-80C、GPIOを使おうとすると、ガワが邪魔になります。ファームのアップデートがない。SDカードが出し入れしにくいなど、拡張性に難があります。となると、ミニ系ハードは、ガワを眺めて楽しんだり、コンテンツを消費するのが正しい姿ってことになります。これが、ミニ系の限界。

アーカイブ系のソフトを買えば、ミニを買わずに済むという場合もあります。たとえばPCエンジンのソフトなら、プロジェクトEGGPS3で配信されてます。メーカー側はそれを見越して、ミニ限定のタイトルを用意するのが、なかなかズル賢い。

 

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MZ-80C(BEEPにて)

先日、BEEPで本物の「MZ-80C」を目撃しましたが、お値段が77000円でした。ガチで使うなら中古の本物を買うしかないのですが、お金がかかるし、場所は取るしで、そうはいきません。これを買うには、相当な思い入れが必要ですね。

結局、ミニ系ハードとどう向き合うか?についてですが、「思い入れがない機種は買わない」というのが個人的な結論です。思い入れがないと、どんなに安くてもゴミになってしまいます。本当に思い入れがあったら、本物も買うと思いますが。

 

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The A500 mini(2022年発売)

そうこうしてるうちにAmiga 500」のミニが発表されました。世界的なムーブメントなんでしょうか。値段は送料合わせて約18000円です。これ以上の価格はボッタクリなので注意しましょう。

自分はAmigaに思い入れがないので買いません。

 

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世界で最もサイバーな乙女

(追記)参考までに、当時の「Amiga 500」の広告です。ベーマガの1991年4月号、5月号、6月号に載ってます。