ハイドライドの話

プロジェクトEGGで配信されているハイドライド WIN版 1・2・3セット」を紹介しておきたいと思います。これは「ハイドライド」「ハイドライドII」「ハイドライド3」をまとめたお得なセットです。他に「アレンジ版」や懐かしい資料も収録されています。

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ハイドライド WIN版 1・2・3セット

上の写真がメニュー画面です。

ハイドライドII」だけアレンジ版がありません。

 

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ハイドライド」アレンジ版

ハイドライドのアレンジ版です。グラフィックを入れ替えただけなので、挙動はオリジナルと同じという仕様です。1セル単位のガクガクした動きですが、当時はコレが普通です。

ESCを押せば、画面をオリジナル版/アレンジ版に切り替えできます。

あと、キーボードの「O」を押すと「オーバードライブモード」になり、入る経験値が8倍になります。一気にゲーム性が崩壊するので、使わないほうがいいです。

 

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「オリジナル」

オリジナル版に設定した画面です。

オリジナルなのにオリジナルっぽくない挙動が気になります。まず、動きが早すぎますが、これは、スピードをMINに調整すれば解決できます。

問題なのはダメージを与えた時の反転処理がないこと。戦っている手ごたえがありません。あと、ダメージを受けると、たまにブロックノイズっぽく光るんですが、演出? もしかして、自分のPCの問題かもしれません。

 

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PC-8801伝説」のハイドライド

参考までに蘇るPC-8801伝説付属CD-ROMのハイドライドの画面。

こっちはエミュなので、再現性は文句なしです。一瞬で即死するという、鬼のような難易度もそのままです。根性でレベルを上げたら何とかなります。何度死んでもリトライする気になるというのが、名作の証拠ですね。改めて遊んでみると、敵の動きがよくできてます。ランダムっぽさの配分が絶妙です。あと、レベルを上げると強いザコキャラが出るというアイデアは時代を先取りしてます。

 

この「~ 1・2・3セット」の最大のウリはハイドライドミュージアムが収録してあること。いわゆる資料集です。若いスタッフがノリノリで仕上げていて、1999年ごろまではT&E SOFTは元気があったんだなと感じます。

ここに「ログイン」のソフトウェアランキングの推移が載っているんですが、「ハイドライド」が5号連続で第一位という偉業を達成したのが、1985年6月号~10月号とあります。人気が出るまでに発売から4~5か月もかかっていたということになります。

ハイドライドミュージアム」で特に注目のコンテンツが山下章さんと内藤時浩さんの対談記事です。収録時期は1999年。この中で、山下さんと内藤さんが最初に顔合わせしたのが「ATTACK」だと書かれています。

 

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ATTACK'86のチラシ

「ATTACK」というのはT&E SOFT主催のイベントです。

「ATTACK'86」は1985年11月23~24日に開催してます(1986年ではないので注意)。会場は秋葉原ラジオ会館ベーマガ1985年11月号と12月号にイベントの告知が載ってます。「ATTACK'86 in 名古屋」と区別するため「ATTACK'86 in 秋葉原」と呼んだほうがいいかもしれません。

(「ATTACK'86 in 名古屋」は1986年8月22日に愛知青少年公園で開催したイベントです。参加人数100人。)

告知した時点では、「ハイドライドII」も「レイドック」も発売されておらず、雑誌に写真が載ってるだけでした。新作への期待が極限まで高まっている中で、それを生で見れるという、とてつもなく魅力的なイベントでした。

チラシには書かれてませんが、山下章さんの「チャレンジ!パソコンアドベンチャーゲームが1985年11月22日に発売され、会場で販売も行っていました。ラジオ会館の階段にお客さんの大行列ができていた記憶があります。自分はお金を持ってこなかったことを激しく後悔。サインをもらうには本を買う必要がある、そういうルールをここで初めて知りました。

イベントの方は無料でした。最初に整理券が300枚配られて、100名ずつ、3回に分けて開催しました。自分は170番だったので、2回目のを見ました。整理券の配布時にも、入場前にも長い行列ができました。

イベントでは「レイドック」「ハイドライドII」の順に映像を流して内容を説明していました。

 

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35年前に描いた「ATTACK'86」のレポート漫画

「ATTACK'86」に行った感想を描いた漫画です。35年前、中学二年生の時に描いたものです。自分が描いたのに、描いた記憶がなくて、不思議な感覚です。実際は3ページありますが、大丈夫そうな部分だけ載せてみます。

この漫画に出てくるハイドライドIIの製作者」って、、、。

イベントの最後には開発中の「ハイドライドII」を自由に遊ぶことができました。会場にあったパソコン(MSX2)は30台なので、もう奪い合いです。それにしても気前がいいです、T&E SOFT

 

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PC-6001mkII版「ハイドライド

自分にとって思い出深いのはPC-6001mkII版「ハイドライド」です。ベーマガ(1985年4月号)に載った広告に狂喜して、夢中で遊びました。15色モードのアクションゲームは本当に貴重な存在です。結局、PC-6001mkII版「ハイドライドII」は出ませんでした。スペックを考えると当然ですが。

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