この話の続きです。
雑誌「DO-PE(ドープ)」の「1990年秋号に「第一回パソコンゲーム大会」のレポート記事が載っていました。「DO-PE」は、ガレージキットや同人誌や同人ソフトとかを扱った雑誌のようです。表紙に小さく「レモンピープル9月増刊」って書いてあります。
「第一回パソコンゲーム大会」は、ゼネプロ(ガイナックス)が主催したパソコンゲームのイベント。超豪華ゲスト、高額な参加費、寝泊りあり。SF大会っぽいことがやりたかったのでしょうか。
この雑誌全体が非常に同人誌っぽい。ページを開いたら、いきなりコミケの話題。古めかしいオタクのノリが耐えられないのですが、貴重といえば貴重です。「1996年にソ連で宇宙戦艦ヤマトが流行る」という予想が載ってます。
「第一回パソコンゲーム大会」のレポート記事ですが、2ページとも本文は1段しか使ってない。一応、読み取れた内容としては、、、
・巨大な蝶ネクタイを付けて、タキシードを着た岡田斗司夫さんを写真で確認できます。
・会場の巨大スクリーンに映ってるのは、エロゲーの画面ばっかり。
・ブースの写真があるので、コミケっぽいことも行った模様。FM-TOWNSとX68000を確認。画面の内容は不明。
・写真の中から「コンパイルの田中さん」という人物を確認。
・1日目、ゲーム業界のリクルート情報のステージがあった。
・ウィザードリィのステージでは、作者ロバート・ウッドヘッドさんがゲストで登場。すごく軽いノリだったとのこと。
・1日目の最後、参加者は合宿に突入。「地獄の合宿」「寝る奴なんていやしない」。
・大勢が床に座り込んでる写真。キャプションが「悪口酒場」。よくわかりません。
・2日目、エロゲーをテーマにしたステージ。岡田斗司夫さんの下ネタトークが会場で大いに受ける。本誌の70%くらいはソレの文字起こしでした。
、、、記事が良くないのかイベントが良くないのか、なんとも判断がつきません。
実際のパソコンゲーム大会はもっとアカデミックだったが、ウケを狙って下ネタだけ集めて、こんなアングラな記事になったと予想しています。記事の著者がパソコンユーザーではないと豪語してるのですが、載る雑誌を間違えたか。
ベーマガの広告では、ウルティマの作者も来ると告知してましたが、それは実現しなかったようです。ウィザードリィの作者さんの親日家ぶりが際立ちます。
あと、記事によると、イベント中、パソコンゲームの賞をいくつか発表したそうです。主な受賞作品は以下の通り。
第1位「ワンダラーズ・フロム・イース」
第2位「エメラルドドラゴン」
第3位「三国志II」