Waveshareというメーカーの「RP2040-One」というマイコンボードを買ってみました。
主な特徴は以下の通りです。
・Raspberry Pi Pico互換。
・フラッシュメモリが4MB(Raspberry Pi Picoの2倍)。
・サイズが小さい。
・USBポートにそのまま挿せる。
自分の場合、秋葉原のテクノロジアで購入しました。価格は803円。安すぎです。
使い方についてはメーカーのwikiが参考になります。
こちらがオモテ側です。裏/表を間違えないようにしましょう。
BOOTボタンを押しながら、パソコンのUSBポートに挿し込むと、仮想ドライブが表示されます。端子がちゃんと接触するのか不安でしたが、全く問題ありませんでした。
挿し込んだ状態でファームウェアのファイルをドラッグ&ドロップして、書き込みます。
開発言語はC/C++またはMicroPython。自分の場合はMicroPythonを使うことにします。ファームウェアはRaspberry Pi Pico用をそのまま使います。wikiにあるバージョンが若干古かったので、こちらからダウンロードしました。
https://micropython.org/download/rp2-pico/
現時点での最新バージョンは「rp2-pico-20220618-v1.19.1.uf2」です。
この「WS2812」というのは、NeoPixel仕様のカラーLEDです。GP16に割り振られています。
MicroPythonはNeoPixel用のライブラリを標準で搭載しています。MicroPython公式ページにサンプルがあります。
https://docs.micropython.org/en/latest/library/neopixel.html
これを加工して使うことにします。
import neopixel
pin = machine.Pin(16, machine.Pin.OUT)
np = neopixel.NeoPixel(pin, 1)red = 64
green = 64
blue = 0
np[0] = (green, red ,blue)np.write()
Thonnyを起動して、インタプリタを「MicroPython(Raspberry Pi Pico)」に設定します。
プログラムを入力します。
実行すると、こんな感じ。
この例では、赤色と緑色だけを点灯させたので、「黄色」に光っています。写真だと、ものすごく強烈に光っているように見えますが、肉眼だとそれほどではありません。
赤・緑・青を組み合わせて、様々な色を表現することができます。
Raspberry Pi Picoとして動作するので、ハードの違いを意識せずに、手軽に使うことができます。