ウィッカーマン

借りたDVD。1800円。1973年の映画です。

パッケージのオビに「永遠のカルト映画」って書いてますが、本当の意味で「カルト」な映画。
ミステリーですが、昔の映画なので展開がちょっとダルいです。
ケルト神話特有の儀式をドキュメンタリー風に写したり、いきなり女優が素っ裸で歌い出したり、妙な雰囲気がずっと続きます。
文化的な下地があり、ロケーションを多用してて安っぽく見えないのがいいでしょうか。

映像特典として、関係者のインタビューが収録されています。
「報酬は一切もらってません」と語る大御所のクリストファー・リーさん。「出演した中で一番の映画です」と自信たっぷりに語るのが印象的。
流通を請け負ったロジャーコーマンさんが「知的な作品だと思った」と語る。
製作当初は評価が悪かったようで、時間的な問題でカットされたとか、ある団体に売られたとか、間違ってネガフィルムを高速道路に捨てられたとか、かなり悲惨な扱いを受けたとのこと。
このDVDもカット済みのもので、完全版ではないようです。
今では、カルト作品ってことで人気があるらしく、「200回観た」という女性ファンが一瞬だけ映ってました。ほんとか?

この作品名で検索したところだとニコラスケイジさん主演でリメイクしてるんですね。知らなかった。