ワンダースワン用カートリッジの自作を検討してみました。まだ完成していません。
ワンダーウィッチ(開発キット)は発売からもう20年以上経過していますが、さすがにもうサポートは望めません。そこで、自分でカートリッジを作ることを思い立ちました。20年経っているということは合法的に作れるはず。
ただし、ワンダーウィッチと同じ仕様だと、あまりにも技術的なハードルが高い。ここでは、フラッシュメモリが搭載しているだけの、最低限のスペックにしたいと思います。あと、違法コピーに使われると困るので、オリジナルの仕様が望ましいです。
いつもどおり、カートリッジとガワの実物を元に寸法を割り出します。
目コピーなので誤差があると思います。
最も重要な寸法は、カードエッジのピン間隔です。
ピンの端から端まで58.8mmでした。
全48ピンなので、これを47で割ると、1.2510....。1.25mmピッチということにします。
フラッシュメモリを選びます。
採用の条件としては、手軽に買えて、3.3Vで動作して、ハンダ付けしやすいものです。
Digi-Keyで検索しました。DIPかPLCCだと、容量が1M bitしかありません。別の会社だとあったりするのでしょうか。
CADでいきなり描いてみました。
ガワの調達は無理っぽいので、直接、基板を差し込む形状にします。
16bitバスってことは、8bitを2個載せればいいわけですよね。1Mを2個載せます。PLCC ソケットを付けると基板の反対側からトゲトゲが出てしまうので、本体からはみ出るようにします。
これはカッコ悪い、、、。が、組み立てやすさを考えると、これしかないように思えます。
あとは配線するだけです。今回はここまでです。
(2021/5/14追記)
アドレスバスと、データバスを一通りつないでみました、、、が、うまく動く気がしない。
ワンダースワン側の「SEL」信号が謎です。カートリッジのROMにアクセスする時にSELがLowになると仮定して、CEに直結してみました。A17~A19になにも接続していませんが、本来だったらここでアドレスのデコードをすべきだと思います。不明点が多いので、実際に作ってみて検証したいです。
(2021/5/15追記)
GNDをつなぎ間違っていたので、修正。あと、配線をミスした時にそなえてピンヘッダを追加。
基板の厚さは1.6mmくらいを想定してます。厚さ1mmで作って、カードエッジ部分に0.5mmくらいのプラ板を足すという方式だったら、もっと基板を小型化できるような気がします。どういう路線でいくべきか悩むところです。
(2021/05/16追記)
ワンダースワンのカートリッジと同サイズに変更しました。この形状じゃないと落ち着かなかったので、、、。
部品のトゲトゲが本体に当たってしまいますが、基板の厚さを1mmにすることで調整したいと思います。
(2021/05/18追記)
ちょっとだけ修正。
これで、設計は完了のつもりです。サイズは66x42mm。
P板.comで見積もったら、20枚で2万8402円でした。ちょっと金額が大きいので、なにかのついでに作ったらいいかと思います。
(2021/5/21追記)
紙に印刷して配線の確認。理屈はわかりませんが、こうやるとミスが見つかりやすいです。
D11 とD12 が逆につながってることに気がついたので、これから直します。
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