ベーマガの「パソコンレクチャー2020」の話

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ベーマガ2001年1月号

 

 

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ベーマガ2001年1月号掲載「パソコンレクチャー2020」

もう、2020年まで2か月を切ってしまいましたが、ここで「パソコンレクチャー2020」を紹介します。「パソコンレクチャー2020」というのは、マイコンBASICマガジンベーマガ)の2001年1月号掲載(2000年12月発売)のパソコンレクチャーの特別編です。著者はもちろん、くりひろし先生です。従来のパソコンレクチャーと違ってSFのノリで、「2020年の世の中はこうなる」と予想するという内容です。

今から約19年前に描かれた「2020年の未来」ですが、現代の状況と結構当たっていて驚かされます。まず、冒頭では、Dr.Dがタブレットで電子版ベーマガを読んでいます。iPadの登場が2010年ですから、2000年12月の段階でこんな風に描いているのは凄いことじゃないでしょうか。次のページではコマの外に「雑誌は健在だ」とコメントがありますが、現在は電子工作マガジンでベーマガが復活しているので、これも予想は一応当たっています。他にもメガネ型の端末とか、腕時計型端末とか、電子マネーとか、VRゲームとか、燃料電池とか、現代に通じるネタが一杯盛り込まれています。

というわけで、できればこの「パソコンレクチャー2020」を2020年を迎えた頃にぜひ皆さんにも読んで頂きたいのですが、残念ながらバックナンバーを入手するのが極めて難しいです。とりあえず、国会図書館に行くしかない感じでしょうか。ここに来て本物の電子版ベーマガが欲しいところです。