適当に読んだ本。

ここ最近、適当に読んだ本を紹介します。


▲「オタク論」の続編。唐沢俊一さんと岡田斗司夫さんの対談本。2007/5〜2008/12の間に「創」という雑誌に掲載したもの。

いろんな話題が載ってるんですが、痩せたらメディアから赤レンジャー的なコメントを求められるとか、いいめもダイエットにクレームが来たけどメールが1通も来なかったとか→ネット中毒批判が注目でしょうか。
「自分の気持ち至上主義」「情報に対する解釈が流れる社会」「21世紀はデジタル中世」など、「ぼくたちの洗脳社会」からの引用が多くて、あの本って時代を先取りしてたんだなと。
最後のあたりの「文化的格差」について語ってるところは難しかった。あとで読み直します。

「ぼくたちの洗脳社会」はネットで読めてしまいます。
http://netcity.or.jp/OTAKU/okada/library/books/bokusen/mokuzi.html



▲教育系の本です。
PISAの数学的リテラシーを測るための問題ってのが載っていたのですが、
「南極の面積を求めなさい」とか訳のわからない問題が面白かったです。
そういう意味のわからない問題を解けるようになれってでしょうか。
学校以外に、家での能力アップの方法が載っていたのですが、
朝食をしっかり取って、家の手伝いをして、親と会話をしたほうがいい、とかなんとか書いてました。



▲大学総長との科学ジャーナリストさんとひたすら対談する本。
たしか学生が社会貢献的なこともやってますとか、そういうことも書いてあったような気が。
細かい内容忘れてしまいました。


▲100近い名画をこと細かに解説。
たとえば、
「ニコラース・テュルプ博士の解剖学談義」という絵は、1632年に描かれたのですが、
その後、1675年に描き足された(本の部分に名前を追加)とか。
その絵のモデルになっている本は1627年刊行の「解剖学教科書」だとか。
そういう補足が一杯載ってます。


▲雑学の本。
たんすを動かしたいときには、たんすの下に週刊誌を挟んで動かすといいとか、
そういうのが載ってます。
「火災の時には頭からポリ袋をかぶるといい」って書いてあったんですが、
これって、ホントなんでしょうか?
あと、しゃっくりが止まらないときには、乾いたままの砂糖を飲み込むといい、とも書いてありました。


▲レゴの本。こんな本があるとは知らなかった。
システム系、メカ、宇宙戦艦、などの作品が大きな写真で一杯のってます。


▲養老さんの本。
いつも同じこと言ってるので、すごいデジャビュを感じます。
新しい情報としては、バカの壁ハウスを作ったこと、ノートパソコンで戦争ゲームを遊んでるということ、めぞん一刻を読んだこととか、それくらいでしょうか。


▲手塚先生のアシスタントだった方の本。
編集者や漫画家として、活躍していたこともあったようで、
貴重なコメント目白押しの密度の濃い本でした。
方眼紙を電話だけを使って、ハワイにいる手塚先生が口頭でラフの割り付けをしたとか(最初は失敗したが二度目は成功したらしい)、アシスタントの3班体制で24時間漫画を描いていたとか、ムチャな面白いエピソードが載ってます。


▲少年サンデーと少年マガジンがしのぎを削っていたころを扱った本。
読みやすくて資料性が高くて、いい本でした。
ワンダー3事件については、今まで読んだ本の中で一番ハッキリと原因が書かれているんじゃないでしょうか。


▲著者さんの82年から2000年までのコラム、対談をまとめたもの。エヴァとかガンダムとかイデオンを難しく語ってます。
映画芸術」という雑誌があったのは知らなかった。


水木しげるさんの妖怪展に連動した本でしょうか。水木サンの業績が分かる一冊。
人魂のてんぷらとか、わざわざ実物で再現しています。
あと、貸本時代の全然知らない作品とか1ページずつだけですが、一杯載ってます。


▲ウイルスの本。


▲夏目房ノ介さんの本。いつもと違って、難しい文体になってます。


▲新装版のあずまんが
従来のメディアワークス版と見比べるだけでも面白いです。顔の影を取ったり、ハイライトを無くしたり、AICっぽさを消してます。
書き下ろしは、初期のものと比べて、笑いのテンションをわざと落としてるようです。