蘇るランチャー

f:id:nicotakuya:20210923112146j:plain

古いPCゲーム書籍

その昔、アスキーから古いパソコンを扱った豪華本が何冊か出ていました。正式名称が不明ですが、「蘇る」もしくは「永久保存版」シリーズという本です。これらは値段が2800円前後と高かったのですが、貴重なゲームのCD-ROMが収録されていて、それを考慮すると、物凄くお買い得な本でした。なお、MSX Magzineはパート3まで出てるのですが、自分はパート1しか持ってないです。そして、パート1収録のソフトはWindows10ではまともに動きません。MSX関連本を除外すると、以下の4冊が出ています。

・「みんながコレで燃えた! NEC8ビットパソコン PC-8001PC-6001 永久保存版」

・「蘇るPC-8801伝説 永久保存版」

・「蘇るPC-9801伝説 永久保存版」

・「蘇るPC-9801伝説 永久保存版 第2弾」

、、、なんでPC-8001PC-6001を一緒にしたんだよ!? とか、PC-6001mkIIの掘り下げが足りないとか、X1とかX68000は、、、とかいろいろ不満が沸き上がってきますが、今回は本題ではないのでスルーします。

 

f:id:nicotakuya:20210923111311p:plain

インストール後

これらに付属するCD-ROMですが、そのまま全部インストールすると、スタートメニューがわけがわからないことになってしまいます。特に良くないのは、PC-9801伝説とP8/P6本のソフトが混ざり合ってしまうこと。見た目が悪いし、ソフトが見つけにくいです。

あと、「表参道アドベンチャー」と「南青山アドベンチャー」の表記ミスとか、「PC-8801伝説」ってどこにも書かれていないとか、「PC-9801伝説~第2弾」って最後まで表示できてないとか、場合によってはランチャーを起動するまでソフトの存在を確認できないとか、使い勝手に問題があります。

とりあえずの解決策は自前でショートカットを用意することですが、これだと、いろいろな条件でソートしようとすると無理が出てしまいます。

 

f:id:nicotakuya:20210923140919p:plain

CSVファイルに入力

そこで、専用のランチャーを作ってみました。まずは、CSVファイルに対応機種、ソフト名、実行時のパス、収録媒体の情報を入力しておきます。「表参道」と「南青山」も修正してます。

 

f:id:nicotakuya:20210923140957p:plain

ランチャーでHARAKIRIを起動

自作したランチャーの実行画面。例として「HARAKIRI」を起動してみました。

先ほど入力したCSVファイルを読み込んで、対応機種、ソフト名、収録媒体でソートすることができます。たとえば、PC-8801用のシルフィード」はなぜかPC-9801伝説に収録されていますが、そういう変則的な状況でも容易にソフトを見つけることができます。

 

全く需要ないと思いますが、ソースをアップしてみました。とりあえず動くというレベルです。

github.com

 

f:id:nicotakuya:20210924131009p:plain

pdfにも対応

(2021/09/24追記) pdfファイル(説明書)を呼び出せるようにしてみました。pdfファイルは「manual」と表示されます。「Manual ON/OFF」というボタンを押すと、一覧からpdf表示をオン/オフできます。