アイオーデータのムービーカメラ「motion pix AVMC211」


最近捨てたのが、アイオーデータの「motion pix AVMC211」。
2003年発売。品切れだったのをわざわざヨドバシで取り寄せてもらって、当時、1万9790円で買いました。
ムービーといったらビデオテープに撮るのが当たり前の中で、SDカードに撮れるというのは革新的でした。いや、他の会社にも、こういう製品はありましたが。三洋のザクティなんかは、あこがれのマトでしたね。
今は、スマホでも3DSでも、当たり前のように動画撮れますけど。
このAVMC211は、とにかく画質が悪い。感度もすごく悪いです。暗い場所で撮れない、動きの速いものだと撮れません(映像がコンニャクみたく歪んでしまう)。CMOS特有の発色の悪さ。屋外向けです。
固定焦点なので近いものが撮れません。うっかり近くで撮影して、あとで見直したらボケボケでガッカリってことが何度もありました。
あと、バッテリが単三電池というのは便利なんですが、電圧のしきい値が高すぎて、ニッケル水素電池だとあっという間に残量の警告が出てしまいます。バッテリ消費も激しくてアルカリ電池だとギリギリ一日持つくらい。
あと、USBポートを通じてパソコンに接続するとUSBカメラに変身するというすごい機能があったのですが、接続のたびにスイッチを操作するのが面倒で、実際は使えなかったです。
そんな感じで映像面では使えませんでしたが、携帯性に優れてて、どうにか音が撮れるので、インタビューの時はボイスレコーダがわりに使ってて、重宝してました。もしかしたら自分がこの製品を日本一使っていたんじゃないかって思うくらいです。