DIY GB CARTRIDGE(GAMEBOY用カートリッジの自作)
趣味でゲームボーイ用カートリッジ基板を作る試みです。とりあえず基板のCADデータを公開してみました。
前回はDIPのフラッシュメモリを普通に取り付ける基板を考えてみましたが、それだと基板に厚みがありすぎてガワに入りません。そこで次のように工夫してみました。
カートリッジは2種類考えてみました。一つはPLCCを基板に直接ハンダ付けするというタイプ。もう一つはDIPの足を90度曲げて、四角い穴に入れてハンダ付けするタイプです。この四角く基板をくり抜くというのは独自のアイデアです。
PLCCの方はハンダ付けがもの凄く難しいです。やってみて気が付きました。端子が奥に丸まっているのでパッドにハンダが流れてくれません。ブリッジしまくりです。これは作らないで、棚上げにします。
フラッシュメモリライターの基板です。ゲームボーイ用のエッジコネクタは面実装なのですが、ここのハンダ付けが細かすぎて一番難しかったです。3回くらいハンダ不良でやり直しました。
ライターで書き込み中の様子。32KB(バンク切り替えなし)のみ対応しています。
ファミコンの時はNESファイルの先頭16バイトを削ってロムに書き込みましたが、ゲームボーイの場合はGBファイルをそのまま書き込みます。
書き込んだロムをゲームボーイに挿し込んだら残念ながら動きませんでした。
エッジのCS端子-フラッシュのCE端子
に接続するのを止めて、
エッジのA15端子-フラッシュのCE端子
に接続したらうまく動きました。基板の設計ミスです。CS信号はロムのアクセス時だけLowになるのかと思っていたのですが、どうやら勘違いだったみたいです。
そこで、パターンカットとジャンパ線で対応しました。
動作中の様子です。ゲームボーイの液晶が見づらいです。これは電圧が低いせいなのか、偏光フィルターが劣化してるのか、、、。
300円で買ったスーパーゲームボーイは綺麗にテレビに映せるので便利ですね。
(11/19 追記)なんとか、PLCCのハンダ付けができました。ブリッジ上等でハンダを持ってから取り除くのを繰り返して、どうにかハンダ付けしています。性能はDIP版と同じです。