プロジェクトEGGで配信している「イースIV MASK OF THE SUN」を遊んでみました。1993年11月下旬発売。スーパーファミコン用ソフト。容量12メガビットです。
本作は「イース大全集(1~5のセット)」に収録されています。単体では売っていないようです。
個人的に「イース(1987年)」は青春の1ページともいうべき思い出深い作品でしたが、4作目ともなると、時間が経っているし、パソコン用ではないしで、当時(1993年)は興味を失っていました。「IV」を遊ぶのは今回が初めてです。
以下、内容のネタバレとなります。
画面はこんな感じ。早速、いろいろと気になる部分が出てきます。
「イース」の伝統だと思いますが、スーファミだと「額縁」が邪魔に感じます。
あと、マップの作りが良くないです。たとえば、こういう「留守の家」が、ほぼ全部の街にあります。単なるダミーです。
キャラのデモが大量に出てきます。こういう演出は操作を奪ってしまうので、好みじゃないです。スキップできれば良かったかも。武器を購入するまでが待たされます。
なんというかマップが薄味です。密度が足りないというのか。
このゲームは「ウイング」でワープできるので、ストレスなく移動できます。
、、、ここまでは不満ばっかりでしたが、1体目のボスが出たあたりで、テンションが上がりました。
しかし、これが異常に強い。X軸を合わせると突進されます。Y軸を合わせると、炎に当たってしまって、ほぼ一発アウト。いくらレベルを上げても全く勝てません。
ここで、完全に手詰まりになっていたのですが、村にショップがあることに気が付いて、武器と防具を買ったら、あっさり勝てました。看板くらい置くべきでは?
この、いかにも「拾ってください」って感じの宝箱はやめたほうがいいのでは。
戦略性が欲しいです。
本作のヒロイン。重要な伏線です。
プレイヤーの居ない場所でストーリーが進んでしまうのが、ちょっと気になります。
途中で何をやったらいいか、わからなくなってしまい、あてずっぽうに建物に入ったら当たりました。
占い師が居て驚きました。
「金の台座」も再登場。なんか形が違うような気がするのですが、、、。
リリアも再登場。2作目のファンには嬉しいかも。
このゲームで一番悩んだところ。
カギを入手して、「イリスの塔に行け」と言われて、一生懸命「塔っぽいもの」を探してたら、正解がコレでした。
「動力室でスイッチを入れろ」っていう場面。
全くスイッチらしく見えないのが困りもの。これは、偶然発見しました。
倒すのに苦労したボス。
このあたりはレベル上げで対処できるので、親切だと思います。
終盤はボスとの会話が長い。死んだら、会話がやり直しになってしまって萎えます。よくあることですが。
スキップ機能が欲しかった。
ラスボスとの戦い。背景が強烈に明滅します。
形態がどんどん変わります。最初は意味不明のまま死んでしまいます。切り込んでいいタイミングが全くわからないので、死にながら覚えます。このゲームで2番目に悩んだのがココ。
ラスボスを倒すと、キャラのデモが始まります。これはわりと置いてきぼり感があるような、、、。
このあとエンディングです。総プレイ時間はおよそ9時間。充分楽しめました。
ボス戦は緊張感があって良かったです。逆にザコ敵との戦闘は地味すぎる。アイテムが安易に置いてあったり、マップの密度が足りてないのが気になります。魔法はほとんど使わなかったのが問題ありです。あと、キャラのデモが長いです。
「イース」の面白さは一体何だったのか?、、、と改めて考えてしまいます。
以上は今現在、遊んだ感想です。30年前にプレイしていたら絶賛・感動してたかもしれません。
ベーマガ1993年12月号より。「イースIV」特集。PCエンジン版とスーファミ版を合わせて4ページです。
スーファミ版が実質1ページです。この限られた誌面の中で「RPG初の焼きつき防止を搭載」を紹介しています。一体どうしちゃったのか。
ベーマガ1993年12月号より。
クリア後にこれを読んで、時間軸が2作目と3作目の間だったことを知りました。
そういえば、サブタイトルの「MASK OF THE SUN」にどんな意味があったのでしょうか?