リバイバル ザナドゥII for PC-9801(ネタバレ)

プロジェクトEGGで配信中の「リバイバルザナドゥII for PC-9801」を遊んでみました。前作「リバイバルザナドゥ」が1995年4月28日に発売。12月8日にはマップやモンスターを差し替えた「リバイバルザナドゥII」が発売されました。本作はところどころに「ザナドゥ シナリオII(1986年)」のリスペクトを感じますが、別物です。LadderとかSilver-Roseは登場しません。

プロジェクトEGGではこの他にも低難易度の「リバイバルザナドゥ Easy Ver」も配信しています。「~II」と「~Easy Ver」は当時、「リバイバルザナドゥ2リミックス」という1つのパッケージとして売られていました。「~II」のEasy Verは存在しません。

 

内容をダイジェストで紹介します。ネタバレしますのでご注意ください。

LEVEL1。

スタート地点からいきなりトゲトゲ地帯。この場合、テンキーの「8」→「9」を押して、2段ジャンプします。操作感やシステムは旧作のままです。

1面からマップが複雑です。自分の場合は攻略サイトの「Xanadu Laboratory」を参考にさせて頂きました。

http://xanalabo.sakura.ne.jp/index.html

プレイのコツは、Deamons RingかHourGrassでタワー内をゴリ押しすること。ボスと遭遇すると強制的にデータがセーブされてしまうのが怖いところ。

 

魔法の仕様が旧作と変わってます。

旧作だと、魔法が壁を通過したのですが、リバイバルでは魔法が壁で止まってしまいます。壁越しに敵を攻撃するというテクニックが使えません。

 

少しだけ前作のグラフィックの使いまわしがありますが、パラメータは全部更新されています。弱いと思ったキャラが実は強かったというのもお約束です。

 

LEVEL1に登場する新ボス。当然ながら、レベルを上げないと倒せません。

 

LEVEL2に進んだあたりで、「Can not read data」と表示されてフリーズしてしまいました。ステートセーブ機能を使うとバグってしまうようです。自分の場合はユーザーディスクが壊れてしまって、キャラ作成からやり直し。以後、ステートセーブを使わずにプレイしました。本作はXANACOPYに相当する機能がないので、後戻りができません。

 

LEVEL3。

最初のカルマキャラ。ニードルを飛ばすので、熟練度を上げるのに重宝します。画面の点滅が激しすぎる。

 

LEVEL2。

ボスを倒して、1つ目のクラウンを入手。Black OnyxとMantleが置いてあって、親切です。

クラウンはLEVEL4と7と9にも隠されています。

 

LEVEL4。

伝統のパチンコ面です。

 

LEVEL5。

タワー内部がつながっているので、それを応用して移動します。

 

お金が貯まったら、Bottleを服用してDeathを購入。この店員さんがカッコいい。

 

LEVEL7。

Buzzatiというボス。元々はシナリオIIに登場してました。Deathで倒しました。

 

LEVEL8。

一作目ザナドゥのLEVEL9のマップになっています。大量にKEYを消費します。

 

LEVEL9。

ここに4つ目のクラウンがあります。Winged-Bootsで移動。

 

LEVEL10。

何度かワープして、ドラゴンスレイヤーが隠されているタワーに到着。クラウンが4個ないと中に入れません。

 

LEVEL10

これはカルマキャラ。タワー内ではかなり邪魔な存在。

 

LEVEL10。

念願のドラゴンスレイヤーを入手。キングドラゴンと戦うまでに熟練度を上げる必要があります。Mantleを使わないといけませんが、Vorpal-Weaponもこのタワーにあります。

 

LEVEL9に戻ります。キングドラゴンは白い点の場所。CTRL+Mでマップ表示できます。

 

LEVEL9。

キングドラゴンとの戦い。攻略方法は旧作と同じ。炎に触れたら一発アウトという仕様も同じです。

倒したら即、エンディングです。

 

クリア直前のパラメータはこんな感じです。

重要アイテムが大量に余りました。

ザナドゥというと「詰む」ゲームですが、本作はそうならないための配慮が行き届いています。「シナリオII」のような理不尽さがありません。プレイ中は全く気が休まらないのですが、終わってみると、非常に親切なゲームだったという印象です。

 

ベーマガ1995年4月号より。

リバイバルザナドゥ」の広告です。広告内の商品説明は以下の通り。

オリジナルの雰囲気は残しつつ、キャラクター、マップ、ビジュアルすべてを400ライン、アナログ16色で描き直し、BGMはステレオ音源に完全対応、フィールド毎にBGMが追加。曲数も20曲以上に。

対応機種はPC-9801VM/UVなど。メディアはフロッピーディスク(のちにCD-ROM版も発売)。ザナドゥビジュアルコレクションというフォトCDが同梱されていました。

この他、4月号では「リバイバルザナドゥ」発売を速報として紹介。広告は5月号にも掲載されています。

 

ベーマガ1995年5月号より。

2ページの紹介記事を掲載。開発途中なので、画面が製品版と違います。元々は、フォントから画面のレイアウトまで旧作と同じだったようです。

ベーマガ1995年10月号では「今後ロングランになりそうな2作品」の1つとして、「リバイバルザナドゥ」が半ページ紹介されています。

 

(2022/08/23追記)

ベーマガでは熱心に「リバイバルザナドゥ2」の攻略記事を掲載していました。

ベーマガ1996年1月号に「リバイバルザナドゥ2リミックス」を紹介。カラー1ページ。本作の広告は半ページくらいのサイズ。News Expressの紹介文は5行くらいです。

ベーマガ1996年2月号にLEVEL1~3のマップ公開。カラー4ページ。

ベーマガ1996年3月号にLEVEL4~6のマップ公開。カラー4ページ。

ベーマガ1996年4月号にLEVEL7~10のマップ公開。モノクロ5ページ。

nicotakuya.hatenablog.com