プロジェクトEGGの20周年キャンペーンで「ハイドライド for X1(1985年)」が無料配信してるので、遊んでみました(2022年8月23日まで)。
その昔、TAKERUで売っていたという「異次元バージョン」は有料で配信中です。
X1版の存在は以前から聞いていましたが、遊ぶのは今回が初めてです。画面切り替えじゃなくて、スクロールするのは新鮮です。敵が一杯出てきて、妙にスピードが速いです。無印のX1でもこの速度なんでしょうか。ちょっと速すぎる気がしますが。
他の機種で何度もハイドライドをクリアしているのですが、2体目の妖精と、お城に入る方法で詰まってしまって、ググりました。
あとは、すんなりとクリアできました。レベルが簡単に上がってしまいます。ドラゴンが出なかったり、バラリスが棒立ちだったり、あっさり風味です。
「ハイドライドII」みたくランプのオイル切れとか、お金とか気にしなくていいので、ラクです。ウィスプをかわして剣を拾いに行くところが、大変でした。プレイヤーが通路で引っかかるだけで、こんなにもストレスが溜まるのか。
せっかくなので、「半キャラずらし」の効果について確認してみました。半キャラずらしとは、キャラが半分ズレた状態で敵と戦う方法のことです。
戦闘の結果はプレイヤーの強さによって変わってしまいます。まずはプレイヤーがLEVEL6でレディーアーマーと正面衝突した場合です。
結果はランダムで3パターン。3回のうち1回はノーダメージで勝つことができました。完全勝利の確率は約33%ということになります。
一方、半キャラずらしを使い、LEVEL6でレディーアーマーと戦った場合、確実にノーダメージで勝つことができます。完全勝利の確率が約33%→100%に跳ね上がりました。効果はばつぐんです。
なお、LEVEL6だとレディアーマーに勝ってもEXP(経験値)は増えません。メリットは負けないというだけです。迷路内で安全に体力を戻したいという時に役立つと思います。
半キャラずらしは万能ではありません。LEVEL3で半キャラずらしで戦った場合、必ず最初の2回はヒットとして、その次にダメージを食らいます。完全勝利の確率は0%です。
つまり、半キャラずらしは打撃2回分で決着する相手にだけ有効ということになります。
ここまでは自力で調べたのですが、ふと「チャレンジ!!パソコンアドベンチャーゲーム(1985年)」に載ってそうな予感がして、読み直してみました。
案の定ありました。
174ページ目。しっかり、2回以内で倒すことの注意書きまで載ってます。1985年の時点でここまで解明しているのは、やはり流石です。
(2022/08/10追記)「イース(1987年)」の半キャラずらしも確認してみました。半キャラで衝突した場合、プレイヤー側は常にノーダメージです。この仕様がハイドライドと違います。攻撃後、敵が吹っ飛びますので、連続で当てるには前進する必要があります。ハイドライドは敵が吹っ飛びません。混同しないように「ハイドライドの半キャラずらし」「イースの半キャラずらし」と言ったほうがいいでしょうか。