プロジェクトEGGで配信している「ワンダラーズ フロム イース(イース3)」を遊んでみました。これは「イース大全集」に収録されているPC-8801mkII SR版です。
個人的なことを言うと、「イース3」をプレイするのは今回が初めてです。当時、「イース3」は愛機だったX1turboで発売されず、今までずっと気持ちが遠ざかってました。
オープニングでは背景が多重スクロールしながら、タイトルが浮かび上がります。PC88のハードの限界をとっくに超えてしまっている感じです。果たして、この処理がX1turboでできただろうか。
以下、ネタバレなのでご注意ください。
序盤の採石場。
サイドビューを採用しています。プロジェクトEGGの「ファルコムミュージアム」のイース特設ページによると、本作は「あまりにも大胆な仕様変更だったために、マニアの間では賛否両論を巻き起こした」とのこと。
https://www.amusement-center.com/project/falcom/special/ys/
今回、苦労したのが、2番目のボス。接近しすぎると雷が落ちるので、ヒットアンドアウェイを繰り返します。ジャンプ長押ししながら、切り付けるという操作に慣れないといけません。
レベルが低いまま2番目のボスに来てしまった場合、引き返さないといけないのですが、ここが登りにくい。
蹴とばされて、溶岩地帯に落とされる。大ピンチ。
ボスの龍と戦ってます。
神出鬼没のヒロイン。
前作と比べて、キャラの芝居とテキストの量が倍増しています。ストーリーはツッコミどころ満載ですが、1989年のゲームなので、大目に見ないといけません。
今回のゲームの目的は彫像集めです。
「落日の彫像」「星月の彫像」「白光の彫像」「暗黒の彫像」が存在します。
ここのグラフィックが特に素晴らしいです。PC-8801用ゲームの中で最高峰の表現力だと思います。
ラスボスとの戦い。
動きが激しすぎて、見分けるのが難しいですが、ジャンプ切りで攻撃。
何度か死んで倒すことができました。
エンディング。
「SEE YOU AGAIN」じゃなくて「GOOD BYE」。この作品で辞めてしまったスタッフも居るとかなんとか。
徹底的に親切に作られています。ストレスフリーで、あっという間に終わってしまいました。謎解きに困らず、お金にも困らず、レベル上げにも困りません。「ゼリアード」とは対照的。
ベーマガ1989年7月号より。
「イース3」の広告が初掲載。ここで判明するのは「ワンダラーズ フロム イース」というタイトルだけ。
かすかな風が吹いていた。小さな木の葉をふるわす音だけが、彼の耳をくすぐり、通り過ぎていった。彼の名は、、アドル……。
という謎のポエム。
ベーマガ1989年8月号より。
見開き2ページの大広告。ページ隅に「イースIII」の文字があります。発売日はPC-8801版が1989年7月21日。PC-9801版が1989年7月28日。この後、数多くのコンシューマ機に移植されました。
ベーマガ1989年9月号には3ページの記事を掲載。ゲーム中盤まで紹介しています。