3Dプリンタで激安ヘッドホンを修理

約7年前に1973円で買ったパイオニアの「SE-M531」。いわゆる激安ヘッドホンです。

このヘッドホン、妙に壊れやすくて、数年でスピーカーの付け根が両方とも折れてしまいました。あと、スピーカー内のスポンジが破れてしまったり、アジャストバンドのゴムが伸びきってしまってます。

自分の場合、スピーカーの付け根をホットボンドで補強して、だましだまし使っていましたが、これが物凄く見た目が悪い。ホットボンドは接着力が弱くて、すぐにまた折れてしまいます。

こういうのは普通なら捨ててしまうところですが、3Dプリンタで修理するということを思いつきました。

 

まず、ヘッドホンを分解します。

パーツの壊れ方は左右どちらも同じ。厚さが1mmくらいになっている部分が割れています。これ、プラスチックをケチらないで作ってくれたら良かったのでは、、、と思ってしまいますが、激安ヘッドホンなので文句は言えません。

 

パーツのデータをBlenderで作ります。

今回は交換用のパーツだけを作ることにします。

 

パーツを3Dプリンタで出力。40分くらいかかりました。

 

そして、合体。ねじがちゃんと入るか心配だったのですが、全く問題ありませんでした。

 

完成。見た目があまり良くありませんが、無事に修理できました。

2本のアーチ型のパーツは並行に取り付けてしまいましたが、頭に乗せることを考えると、角度を付けたほうが良かったですね。

アジャストバンドは取り付けが難しいので、付けなくて良しとします。