ワンダーハウス(PC-6001版)攻略

1983年発売のアドベンチャーゲーム「ワンダーハウス(PC-6001版)」がプロジェクトEGGで配信されました。会員なら無料でダウンロードできます(会費として550円/月が必要)。

「ワンダーハウス」がどういう作品か?については、作者の山本さんがご自身で解説していますので、そちらをご参照ください。

【第8回リレーブログ】元ファミマガ編集長、山本直人様 | BEEP

 

本作は「TAKE」や「OPEN」「GO」「JUMP」など、テキスト入力で進めていくという、古典的なアドベンチャーゲームです。「N」「S」「E」「W」で方向入力。F4/F5キーで前進(FORWARD)します。コマンドを思い付けるかどうかが全てです。

以下、攻略のヒントをいくつか紹介したいと思います。

 

(攻略のヒント1)「EGGランチャーをよく見る」

EGGランチャーの紹介ページがネタバレしまくっています。

この情報を基にすれば、最初の隠し扉を見つけたり、ヘビを倒すことが可能です。

 

(攻略のヒント2)「マッピングする」

地道にマッピングすると、いろいろ見えてくると思います。

チャレアベをリスペクトして白地図を作ってみました。空白部分は自分で埋めてください。↓

 

(攻略のヒント3)「ググる

題名でググると、MZ/PC88版の攻略ページがヒットします。ただし、MZ/PC88版はP6版と内容が若干違うので、丸写しではクリアできません。

 

(攻略のヒント4)「超掟破り。ソースを読む」

実は「ワンダーハウス PC-6001版」はHashiさんという方のWebサイトでテープイメージが無償配布されています。プロジェクトEGGに入会しなくてもPC-6001実機/エミュレータがあれば、プレイすることが可能です。

http://p6ers.net/hashi/index.html

本作はBASICで書かれていますので、2番目のファイル(WONDER)をロードすれば、プログラムリストを丸ごと読めてしまいます。正解のコマンドがバレバレです。そのままだとリスト非表示に設定されているので、バイナリエディタで先頭の「FF」「FF」の部分を修正する必要があります。

言うまでもありませんが、頑張って自分で考えたほうが、解けた時の喜びも大きいと思います。

この異様な難しさ。プレイして、当時のマイコン界の空気を感じてみてはいかがでしょうか。

 

(2023/09/12追記)
「Oh!MZ」1983年9月号(8月18日発売)に掲載されたワンダーハウスの広告。ゲームの難易度の高さを売りにしていたようです。

7月号と8月号の広告では対応機種はMZ系とX1のみでしたが、この9月号でFM系とPC系が加わりました。近日発売としてパソピア7版、ベーシックマスター版、PC-8201版、FM-11版の名前がありますが、果たして実現できたのでしょうか?