CEATEC 2023

CEATEC 2023」を見学してきました。

ブロードバンド、燃料電池、地上波デジタルTV、5Gなど、その時々で流行があるのですが、今回はこれといって目玉が見当たりません。しいて言うと「AI」ですが。AIは展示に映えないのが難点です。

結構な交通費と時間を費して、幕張メッセへ行って、会場を歩き回って、チラシをもらったりするわけですが、こうした行為がもう全くITソリューションじゃない。情報収集はネットで十分じゃないか? という気になります。いまさらですが。

会場のコンパニオンのお姉さんが一生懸命QRコードを読み取ってます。こっちが了承してないのに、勝手にQRコードを読み取られることもありました。缶コーヒーとかチョコレートとかをもらうことができますが、この幼稚なやり取りがどうにも気に入らない。

ネガティブなことばかり書いても仕方ないので、ポジティブなことを。

 

こうしたイベントはリアルで体験できるというメリットがあります。今現在、最も注目のデバイスというと、スマートグラスでしょうか。スマートグラスは毎年、見かけるのですが、今回は特に多かったです。

これは「XREAL air2」。実物を見た感想としては「確かに映ってますね」で終わりですが、今後のソフトの出来で価値が決まると思います。あと、入力デバイスをどうするか。

 

三菱のブースですが、スマホでコントロールできるロボットです。つかんで持ち上げて、終わり? 狙いどころは何なんでしょうか。やってることが20年くらい古いような。

 

同じく三菱の配送ロボット。

物流の自動化は今後の大きなテーマだと思います。

 

フレーズがダサすぎて撮影してしまいました。サイバネティックスはそもそもフィジカルを内包してると思うのですが、どう意味でこの言葉を使っているのか。

ソサエティ5.0もインダストリー4.0のパクリみたいで、どうかと思う。

 

ソニーのブース。網膜投影なんとかっていうのが気になっていたのですが、ブースにすら入れない人気ぶり(およそ30分待ち)。行列で「最後尾」って書いた板を持っているスタッフの姿を見ると、20世紀にタイムスリップした気分になります。こういうところにITソリューションを活用してみては。

というわけで、今回のCEATECは期待外れでしたが、無料なので贅沢言えません。業界全体の景気が悪いと感じます。この危機感を体験するだけでも行く価値はあるかもしれません。

 

帰りに立ち寄った南船橋のそば屋さん。「発券」ボタンを押すと、自動的にオーダーが厨房に届きます。出来上がったら、お客を番号で呼び出して、そこで食券を渡すという仕組みです。

これぞITソリューションだな思います。