借りたDVD。1966年。日本語吹き替えあり。コメンタリーあり。ドキュメンタリーの特典つき。
まあ、古い映画なのでテンポが遅かったり、原作との違いが気になったり、落ち着いて見れなかったんですが、66年にコレを撮ったことが偉大ですね。「1984年」とか「未来世紀ブラジル」とかディストピア系SFの先駆でしょうか。この延長線に「リベリオン」がきますね。
SF特有のダサさを極力避けたセンスがさすが、トリュフォーさんだなと。
電話機は当時からすでにレトロな存在だと思うんですが、モノレールは当時はハイテクに見えたんでしょうか。
でも、主人公を追って警官みたいのが空を飛んでくるシーンはワイヤがハッキリ写ってて、「これでいいのか?!」と思いました。今の技術だったら簡単に修正できるんですけど。
あと、SFっぽいっていうと「居間に大画面テレビがあるシーン」ですが、今だと普通の光景ですかね。
特典映像が面白い。
撮影方法の新しさ。ヒッチコック作品との関連性について語ってました。
あと、当時の主人公とヒロインも登場。21世紀になって収録したものなので、髪の毛が真っ白になってますけど、どちらも喋りが若々しい。
ブラッドベリさんのインタビューも収録されてます。原作との違いについても、しっかりコメントしてます。
ただ、プレステ2で再生したらここで字幕が出てこなかったんですが、、、これはウチだけでしょうか。
原作の「華氏451度」。学生時代に読んで感激した覚えがあります。
こっちは「機械シェパード」なんてのが出てきますね。今ならCGで再現できると思うんですが、AIBOみたいな外見になるんでしょうか。
個人的にブラッドベリさんといったらコレ。
スティーブン・キングさんの小説が片っ端に映画になってるんだから、こういうのも映像化されていいんじゃないでしょうか。