日経ソフトウェア2013年12月号

http://itpro.nikkeibp.co.jp/NSW/yomidokoro/pdf/nsw193_mokuji.pdf
日経BPさんの雑誌「日経ソフトウェア2013年12月号」
「これから流行る?プログラミング 28通りの始め方」という特集記事で、
28個あるネタのうち7個ほどを担当しました。

・4ビットマイコン
・BeagleBoneBlack(ビーグルボーンブラック)
・ビュートローバーARM
HSP / HSPdish
・レゴ マインドストームEV3
・MBASIC86
X68000エミュ + X-BASIC
ページ数のわりに作業量が多くて、商売として考えると厳しいんですけど、ネタをたくさん扱えて面白かったです。


▲4ビットマイコンは自作のアセンブラを使いました。
http://d.hatena.ne.jp/nicotakuya/20090702/1246521731
アセンブラ」ってほどのモノじゃないんですけど、命令を書くと命令コードを出力できます。
シミュレータ用のファイルを生成できるので、実機なしでも動作をチェックできます。

▲BeagleBoneBlackは初めて触ったんですが、フレンドリーに作られてて驚きました。
これが5000円で売ってるってのが、凄いです。
でも、ソフトが充実するのは、これからって感じでしょうか。
未来のパソコンもこんな感じになるかもしれません。

▲ビュートローバーARMは電子工作マガジンで一杯取り上げてきたので、すんなり出来ました。


▲「レゴ マインドストームEV3」は手持ちの基本セットを使って、記事を書きました。
バラバラの状態で撮影して、トレーニングロボットを組み立て撮影して、またバラして、ジャイロボーイを組み立てて撮影、、、って、けっこう手間がかかりました。
余裕があったらWi-Fiドングルを使って、コマンドを送ったりするネタもやってみたかったのですが、そういうのは日経Linuxさんに載ってます。

HSPは普通に動かすのと、Androidで動かす方法の2種類を紹介しています。
1つのプログラムで両方で動くようにするには、いろいろ大変ですね。

X68000エミュレータは得意分野なので、特に問題なかったのですが、久々なので仮想ハードディスクのフォーマットからやり直すので手間かかりました。
XCコンパイラは途中でボリュームが違うというエラーが出てしまうので、Volコマンドでボリューム名を変えないといけません。

▲丸ごと没になりましたが、久々に実機のX68000を起動して写真に撮ってみました。

▲XCコンパイラを起動した様子です。
x68k専用ディスプレイはもう捨てちゃったので、代わりにそこらへんにある液晶モニタをつないでみたのですが、周波数がうまく合わなくて、下の行が欠けて映りません。
これを解消するには、マイコンソフトのコンバータを買わないといけません。

▲Human68k Ver.2.0も立ち上げてみました。

▲起動すると、こんな感じです。SX-Windowsが起動しました。もう記憶が定かじゃないんですが、DOS画面じゃなくて、SX-Windowが立ち上がるんですね。
今でもちゃんと動くことが確認できてよかったです。

▲ついでなので、今から21年前(1992年)にX68k用に買った100MBハードディスクも紹介します。
「コニック」とかいう謎のメーカーで、表には「ARKWOOD」という文字があります。

▲買った時の領収書が出てきました。捨てずにとってあったみたいです。
HDD本体が5万8554円で、SCSIボードが2万3000円。これに消費税(3%)を足して、ピッタリ8万4000円だったようです。
SCSIケーブルはサービスでタダでもらいました。100メガバイトで8万円って、、、まあ、大変な時代でした。
これは人生で初めて買ったハードディスクですが、音が凄くて、アクセスするたびにガリガリいってて、心配しながら使ってました。
Mac用に使ったり、大活躍しましたが、5年くらいで壊れました。