約40年前に遊んだボードゲーム「カイケツマン」を紹介します。
外観はこんな感じ。箱にはボードが5枚くらい、コマとかカードが入っています。合計で10種類くらいのボードゲームが遊べるセットになっていて、「カイケツマン」はその中の1つです。写真中央の探偵っぽいキャラがカイケツマンだと思います。
ちなみに「カイケツマン」でググっても全く情報が出てきません。自分がコンピュータゲームに熱中する前に遊んでいたので、1980年代の前半の製品だと思います。ボードに「HANAYAMA TOY」と印刷されているので、はなやま玩具(現 ハナヤマ)製ですね。説明書も外箱も捨ててしまったので、このセットの商品名がわかりません。詳細をご存知の人は教えてください。
「カイケツマン」の遊び方ですが、箇条書きにすると、、、
・探偵が犯人を当てるというゲーム。
・2~4人で遊ぶ。
・カードは「犯行時刻」「犯行場所」「犯人」「凶器」の4項目に分かれている。この中から当たりのカードを各項目一枚ずつランダムで選んで、伏せておく。
・残ったカードをプレイヤーに分配する。
・ボードのマス目にコマを置く。サイコロを振って出た数だけコマを移動。
・コマが屋敷に入ると、伏せているカードを推理できる。
・推理内容に違いがあったら、相手がカードを1枚見せる。
・はずれを除外していって、最終的にカードを当てる。
、、、うろ覚えになってますが、こんな感じだったと思います。
消去法で正解を割り出していくという、よくあるゲームですが、ミステリー仕立てというアイデアが画期的です。相手との心理戦が面白かったと記憶しています。
、、、で、今さらですが、「カイケツマン」に元ネタがあるということに気が付いてしまいました。「CLUE」というボードゲームです。ヨーロッパだと「CLUEDO」と呼びます。このCLUEは1940年代から売られていて、かなり有名なゲームらしいです。作ったのは超大手おもちゃメーカーのハズブロ。
カイケツマンとCLUE/CLUEDOは微妙にルールが違っています。CLUE/CLUEDOは「犯行場所」「犯人」「凶器」の3項目を推理するゲームのようです。
実は、昔から「カイケツマンをコンピュータゲーム化したら面白いんじゃないか」と思っていましたが、やはり同じことを考える人は居るものです。
1992年にCLUEがSNES(スーファミ)とGENESIS(メガドラ)にゲーム化されていました。日本版は発売されていません。これは29年前のゲームですが、メーカーのWebサイトで今でもマニュアルが公開されています。
https://www.hasbro.com/common/instruct/Clue-SUPERNINTENDO.pdf
読むとわかりますが、ボードゲームの内容をそのままコンピュータゲームに落とし込んでます。ボードもサイコロも律儀に再現。多人数で遊んだ場合、操作中のプレイヤーがカードを画面に映している時、他のプレイヤーは画面から目をそらさないといけません。これは、ゲームとしてちょっと無理があると思います。
「CLUE」は今も人気があって、なんと、Nintendo Switch版、iOS(iPhone/iPad)版、Google play版、STEAM版が現在発売中です。
https://www.marmaladegamestudio.com/games/clue/
これらはローカル通信に対応しているので、もう画面から目をそらす必要がなくなっています。シングルプレイも可能ですが、心理戦が魅力なので、コンピュータ相手だと面白くないような気がします。
Switch版とiOS版は絶賛おま国状態です(日本語表示に対応してるのに!)。
STEAM版は日本からでも購入可能です。